Hebikuzure's Tech Memo

2015年8月22日

Windows 10 の 1394 OHCI ホスト ドライバー

Filed under: Windows トラブル, Windows Tips — タグ:, , — hebikuzure @ 4:14 PM

Windows 8 がリリースされた際に、古めの 1394 接続 (FireWire 接続) のデバイス、例えばデジタル ビデオ カメラなどが正常に認識されなくなったり、機能が制限されてしまったりするという現象が起きました。これは Windows 8 での 1394 OHCI 対応ホスト コントローラー 用のドライバーが、新しいWindows Driver Framework (WDF) モデルの物だけになり、古い (Legacy) ドライバーが削除されたためです。一部の古い 1394 接続周辺デバイスは WDF ドライバーで動作する 1394 ホスト コントローラーと互換性がないため、Windows 8 ではそれらのデバイスが正しく動作しなくなってしまったのです。

古いドライバーから新しいドライバーへの置き換えは、実は Windows 7 で行われていたのですが、Windows 7 には古いモデルの 1394 OHCI Compliant Host Controller (Legacy) ドライバーも含まれており、手動でこちらのドライバーに切り替える事で古いデバイスも利用可能でした。しかし Windows 8 では古いモデルのドライバーは削除され、この方法は利用できなくなっていました。

この非互換についてユーザーから多くの要望が寄せられたため、Microsoft では Windows 8/8.1 用の 1394 OHCI Compliant Host Controller (Legacy) ドライバーを別途に用意することにし、技術情報「FireWire port-based device does not work correctly in Windows 8.1 or Windows 8」を公開してダウンロード提供を開始しました。

Windows 8 で削除された古いモデルの OHCI ホスト ドライバーは Windows 10 にも含まれていません。そのため Windows 7 などから Windows 10 にアップグレードした場合や、Windows 10 の新規インストールを行った場合、Windows 8 の時と同様に一部の 1394 デバイスが正常に利用できなくなるという問題が発生します。

Windows 8/8.1 へのレガシーな OHCI ホスト ドライバーの提供開始を案内する「Announcing the availability of a standalone legacy 1394 OHCI (FireWire) package」に『•Customers who upgrade to a newer OS version in the future will be required to reinstall this standalone driver package.』と書かれているように、この Windows 8/8.1 用に提供されたドライバーは Windows 10 にも適用可能です。Windows 8/8.1 の場合と同様に、32ビット版または 64ビット版のドライバー パッケージをダウンロード/インストールした後、デバイス マネージャーで OHCI ホスト コントローラーのドライバーを手動で “Generic1394 OHCI compliant host controller (Legacy)” に変更すれば、Windows 10 でも古い 1394 デバイスを利用することができるようになります (下図参照)。

参考情報

Microsoft Edge をコマンドで起動する

Filed under: Internet Explorer, Windows Tips — タグ:, , , — hebikuzure @ 11:22 AM

Windows 10 で新しく搭載された Web ブラウザーの Microsoft Edge がそれまでの Internet Explorer と大きく異なっているのは、ユニバーサル Windows プラットフォーム (Universal Windows Platform – UWP) アプリとして作られていることです。そのため今までの Internet Explorer でのやり方がそのまま通用しないことが少なくないのですが、今回はコマンドから Edge を起動する方法について解説します。

UWP アプリでは (Windows 8 以降のストア アプリでも同様ですが) 実行ファイル (exe ファイル) をエクスプローラーでのダブルクリックなどで直接実行しても、起動することができません。この点が Internet Explorer を含む従来のデスクトップアプリと大きく異なる点の一つです。そのため Microsoft Edge も実体となる MicrosoftEdge.exe ファイルが C:\Windows\SystemApps\Microsoft.MicrosoftEdge_8wekyb3d8bbwe にありますが、これをダブルクリックしても Edge を起動できません。またコマンド プロンプトや [ファイル名を指定して実行] で C:\Windows\SystemApps\Microsoft.MicrosoftEdge_8wekyb3d8bbwe\MicrosoftEdge.exe を指定しても、同様に Edge は起動できません。

コマンド プロンプトや [ファイル名を指定して実行] から Edge を起動する場合は、以下のようにプロトコル ハンドラーとして Edge を指定します

  • コマンド プロンプトの場合
    start microsoft-edge:(URL)
    ex. start microsoft-edge:www.bing.com, start microsoft-edge:www.google.com など
  • [ファイル名を指定して実行] の場合
    microsoft-edge:(URL)
    ex. microsoft-edge:www.bing.com, microsoft-edge:www.google.com など

コマンド プロンプトの場合は “start” を付ける点に注意してください。

なおホームページの設定や読み込みに問題があって Edge が正常に起動/動作しない場合は、以下のように指定して強制的に空白のページで Edge を起動させると良いでしょう。

microsoft-edge:about:blank

2015年7月17日

Internet Explorer で ActiveX のインストールができない

Filed under: 未分類 — hebikuzure @ 11:11 PM

Installation of ActiveX controls may fail in Internet Explorer
https://support.microsoft.com/en-us/kb/3072449


6月の Windows Update で配信された Internet Explorer の累積的更新プログラム ([MS15-056] Internet Explorer 用の累積的なセキュリティ更新プログラム (2015 年 6 月 9 日) KB3058515) をインストール後、Internet Explorer で ActiveX のインストールを促す Web ページにアクセスした際、『アドオンは実行できませんでした』などのメッセージが表示されて ActiveX のインストールに失敗する現象が発生します。

この現象が発生した場合、Internet Explorer を「管理者として実行」して ActiveX のインストールを行うことで問題を回避することが可能でしたが、管理者権限を利用できない場合、ActiveX のインストールを正常に行うことができませんでした。

これについての修正プログラムが公開され、今月 (7月) の Internet Explorer の累積的更新プログラムにも含まれました。この ActiveX のインストールができない現象が発生している場合は、Windows Update またはダウンロード センターから以下の更新プログラムをインストールすると改善するでしょう。

2015年7月4日

Windows 10 で「ネットワークの場所」を変更する

Filed under: Windows Tips, 未分類 — タグ:, — hebikuzure @ 10:26 PM

Windows 7 以降のバージョンでは有効なネットワーク接続に対するプロファイルとして「ネットワークの場所」が設定され、それに応じて共有の設定やファイアウォールの構成が行われるようになっています。ネットワークの場所は初めてネットワークに接続した際に選択することになりますが、Windows 7 や Windows 8/8.1 で一度選択したネットワークの場所を後から変更する方法は、以下のようによく知られています。

Windows 7 の場合

Windows 8/8.1 の場合

間もなくリリースされる Windows 10 でも同様に「ネットワークの場所」が設定されるのですが、Windows 10 では [設定] – [ネットワークとインターネット] から Wifi やイーサネットを開いて接続を選択しても、[デバイスとコンテンツの検索]を設定する画面は出てこなくなっています。

Windows 10 では初期のビルドでは以下の手順が必要なようでした。

  1. [コントロール パネル] – [ネットワークとインターネット] – [ホーム グループ] を開きます
  2. [パブリック ネットワーク] では [ホーム グループ] に参加できないため、「ホーム ネットワークに接続していないためホーム グループを利用できません」と表示されているはずです。その下に「ネットワークの場所の変更」が表示されているので、クリックします
  3. デバイスとコンテンツの検索を有効にするか確認する画面が出てきますので、[はい] を選択します

最新の Build 10162 で確認すると、以下の手順で [デバイスとコンテンツの検索] の設定を変更し、プライベート ネットワークとパブリック ネットワークの切り替えが可能でした。

  1. [設定] – [ネットワークとインターネット] を開きます
  2. 利用している接続に合わせて [イーサネット] または [Wifi] を選択します
  3. [詳細オプション] をクリックします
  4. [デバイスとコンテンツの検索] が表示されるので、[オン] / [オフ] を切り替えます

また PowerShell であれば以下のコマンドで変更できるようです。

Set-NetConnectionProfile -Name “ネットワーク名” -NetworkCategory Public

2015年7月3日

ブラウザーの一般的なトラブルシュート(その3)

Filed under: Internet Explorer — タグ:, , , , — hebikuzure @ 5:31 PM

1回目、2回目に続き、ブラウザーで Web サイトや Web アプリケーション が正しく機能しない場合のトラブルシュートについて解説します。ここまでの記事でブラウザーのキャッシュ (一時ファイル) の削除、IE の互換表示機能の解除、アドオンの無効化、ブラウザー設定の初期化について解説してきましたが、それでも改善がみられない場合は、ブラウザーを動作させているオペレーティング システムの側に原因がある可能性が考えられます。今回は Windows で一般的なオペレーティング システムに関するトラブル シュートを行う方法をまとめたいと思います。

今回紹介するのは以下の3つの方法です

  • クリーンブート
  • セーフモードとネットワーク
  • 新規ユーザープロファイル

クリーンブート

Windows では、Windows 自身の起動時に自動的に読み込まれ動作を開始するプログラムが多数設定されています。これらの自動起動プログラムの中には Windows の機能の一部となっていたり、ハードウェアを正常に認識し利用するために必要だったり、またウイルス対策ソフトウェアのように利用時に常時活動していることが期待されていたりする、ユーザーにとって有益なプログラムが多く含まれています。しかし同時にユーザーにとって特に必要としないプログラムが自動起動するように設定されている場合や、ワームやアドウェア、スパイウェアのようなユーザーにとって有害なプログラムが含まれている場合も少なくありません。さらに個々のプログラムはユーザーにとって有益でも、類似の機能や動作が競合することにより、結果的に Windows の動作やユーザーの操作の妨げとなってしまうプログラムもあります。

クリーンブートではこうした自動起動プログラムのうち、「サービス」として起動されるプログラムと、「スタートアップ」として起動されるプログラムから PC の動作に必須ではないものを停止し、「クリーン」な状態で Windows を起動することができます。Windows をクリーンブートする方法は、以下のサポート技術情報に解説されています。

ただしこのサポート技術情報は目下のところ機械翻訳されたものになっているため、操作方法などがややわかりにくくなっています。そこで Windows 7 と Windows 8.1 での手順を以下に説明していきます。

※クリーンブートのために Windows の再起動が必要になります。作業中の文書やドキュメントをすべて保存し、利用中のプログラムを閉じてから以下の作業を行ってください。

Windows7 の手順

  1. Windows キー + R を押して [ファイル名を指定して実行] を開きます
  2. [名前] ボックスに以下のように入力して Enter を押すか [OK] をクリックします
    msconfig

  3. [システム構成] が表示されます

    [サービス] タブをクリックして画面を切り替えます
  4. [Microsoft のサービスをすべて隠す] にチェックを入れます

    表示されているサービスの項目数が減ります
  5. [すべて無効] をクリックします。表示されている項目のチェックがオフになります

    ※最初からチェックが外れているものがある場合は、後で設定を戻せるようその項目名を控えておいてください
    ※指紋認証デバイスなどの特殊なデバイスを搭載した一部のメーカー製 PC では特定の項目を無効にすると Windows が正常に起動できなくなる場合があります。念のため PC メーカーのサポート情報を確認するか、サポート窓口に相談してください
  6. [スタートアップ] タブをクリックして画面を切り替え、[すべて無効] をクリックします。表示されている項目のチェックがオフになります

    ※最初からチェックが外れているものがある場合は、後で設定を戻せるようその項目名を控えておいてください
    ※指紋認証デバイスなどの特殊なデバイスを搭載した一部のメーカー製 PC では特定の項目を無効にすると Windows が正常に起動できなくなる場合があります。はじめてクリーンブートの設定をされる場合は、念のため PC メーカーのサポート情報を確認するか、サポート窓口に相談してください
  7. [OK] をクリックします
  8. 確認のメッセージが表示されるので、[再起動] をクリックします
  9. Windows が再起動して、クリーンブートの状態で起動します

クリーンブートできたら、Web サイトや Web アプリケーション が正常に機能するか確認してください。

Windows 8.1 の手順

  1. 手順「1.」から「5.」までは Windows 7 の場合と同じ手順を実行します
  2. [スタートアップ] タブをクリックして画面を切り替え、[タスク マネージャーを開く] をクリックします
  3. [タスク マネージャー] の [スタートアップ] タブが開きます
  4. 表示されている項目をクリックして選択し、[無効にする] をクリックします。選択している項目の [状態] 列が [無効] に変わります
  5. 表示されている項目をすべて無効に変更して、[タスク マネージャー] を閉じます
    ※最初から無効になっているものがある場合は、後で設定を戻せるようその項目名を控えておいてください
    ※指紋認証デバイスなどの特殊なデバイスを搭載した一部のメーカー製 PC では特定の項目を無効にすると Windows が正常に起動できなくなる場合があります。はじめてクリーンブートを設定する場合は念のため PC メーカーのサポート情報を確認するか、サポート窓口に相談してください
  6. [システム構成] の [OK] をクリックします
  7. 確認のメッセージが表示されるので、[再起動] をクリックします
  8. Windows が再起動して、クリーンブートの状態で起動します

クリーンブートできたら、Web サイトや Web アプリケーションが正常に機能するか確認してください。

トラブルシュート

クリーンブートすると問題が改善する場合、クリーンブートの設定の際にチェックを外したり無効にしたりした項目のいずれかに問題の原因があると考えられます。

この場合、どの項目を有効にすると問題が発生するか調査し、原因となる項目を特定することが可能です。

  1. [システム構成] を起動します
  2. [サービス] タブをクリックして画面を切り替えます
  3. [すべて有効にする] をクリックし、[OK] をクリックします
  4. 確認のメッセージが表示されるので、[再起動] をクリックします

この手順でサービスのみ無効になった状態で Windows が起動します。起動したらWeb サイトや Web アプリケーションが正常に機能するか確認します。問題が発生しない場合、[サービス] タブの中の項目のいずれかに原因があると考えられます。逆にこの状態でも問題が発生する場合は、[スタートアップ] の項目のいずれかに原因があると考えられます。

[サービス] タブの中の項目に原因があると考えられる場合は、[システム構成] を使って [サービス] タブの中の項目の一つを有効にして再起動します。再起動後に問題が発生するか確認し、もし問題が発生するのであれば最後に有効に戻した項目がトラブルの原因であるとわかります。

[スタートアップ] の項目に原因があると考えられる場合も、[システム構成] (Windows7 の場合) または [タスク マネージャー] (Windows 8.1 の場合) を使って [スタートアップ] の中の項目の一つを有効にして再起動します。再起動後に問題が発生するか確認し、もし問題が発生するのであれば最後に有効に戻した項目がトラブルの原因であるとわかります。

問題の原因となる項目が特定できたら、以下のような対処が考えられます。

  • 原因となる項目で起動されるプログラムをアンインストールする
    項目名や製造元、コマンドなどの情報からプログラム名が確認できます
  • 原因となる項目で起動されるプログラムを更新する
    プログラムが古いことが原因の場合もあります。最新版の入手についてはプログラムの製造元に確認してください
  • 原因となる項目を [システム構成] で無効にしたまま Windows を利用する
    クリーンブートをいったん解除した後、再度 [システム構成] を使って原因となる項目のみ無効にします

クリーンブートの解除

  1. トラブルシュートが完了したら、クリーンブートを解除して通常の起動に戻します。
  2. [システム構成] を起動します
  3. [全般] タブで [通常スタートアップ] をクリックしてチェックを入れます
    ※クリーンブートの設定をする際、最初から無効になっていた項目がある場合は、[通常スタートアップ] を選択した後、それぞれのタブで該当する項目を無効にしてください
  4. [OK] をクリックし、Windows を再起動します
  5. Windows が通常起動します

セーフモードとネットワーク

クリーンブートでは多くの自動起動プログラムは読み込まれなくなりますが、「ドライバー」と呼ばれるタイプのソフトウェアは依然として読み込まれ動作しています。こうしたソフトウェアも読み込まないようにして、Windows を最小限の機能だけで起動するのが「セーフモード」と呼ばれる起動方法です。またネットワーク接続のために必要なドライバーは読み込むように構成するのが「セーフモードとネットワーク」です。ここまでの方法で Web サイトや Web アプリケーションの問題が改善しない場合、セーフモードとネットワークで Windows を起動し、問題に変化がないか確認するとよいでしょう。

※「セーフモード」や「セーフモードとネットワーク」の場合、ご利用になっているコンピューターに内蔵している機器、接続している周辺機器を動作させるために必要なドライバーも読み込まれなくなる場合があります。そのため利用できない機器や機能が出る可能性があります。そのためコンピューターの構成によっては「セーフモードとネットワーク」として起動しても正常にネットワーク通信を行うことができない場合があります。こうした場合のトラブルシュートについては、お使いのコンピューターの製造元にご相談ください。

セーフモードとネットワークで現象が発生しない場合、何らかのドライバーの誤動作や競合、破損が問題の原因となっていると考えられます。ただしどのドライバーが問題の原因となっているのかを調査し、個別にドライバーの有効/無効を切り替えるのは専門的な知識と技術が必要になります。一般的には以下のようなことを試すと良いでしょう。

  • Windows Update で推奨される更新も含めて検出される更新プログラムをすべてインストールする
  • 内蔵機器や周辺機器のドライバーを最新版に更新する (最新版の入手方法についてはそれぞれの機器の製造元に確認してください)
  • ウイルス対策ソフト、自動バックアップソフト、自動暗号化ソフト、情報漏洩防止ソリューションなどのファイルの読み書きを常時監視するソフトウェアを一時的に無効にする、またはアンインストールする

Windows をセーフモードとネットワークで起動する方法は、以下を参照してください。

Windows 7 の場合

Windows 8.1 の場合

新規の Windows ユーザー プロファイル

Web サイトや Web アプリケーションが正常に動作しない原因が、Windows へのログオン ユーザーの個人設定の破損である場合があります。これを切り分けるには、問題の発生しているコンピューターに新規の Windows ユーザー プロファイルを使ってログオンし、問題が発生するか確認します。

新規のユーザー プロファイルを利用した場合に問題が発生しなければ、問題の原因は元のユーザーの個人設定 (ユーザー プロファイル) の破損です。こうしたユーザー プロファイルの破損はその破損個所を特定したり修復したりすることが困難です。そのため現在のユーザー プロファイルを削除して再構築するか、今後は新規に作成したユーザーで利用することが良いでしょう。いずれの場合も現在のユーザーで利用しているドキュメント類 (マイ ドキュメントやピクチャ、デスクトップなどに保存しているユーザーのデータ) のバックアップを作成して、問題改善後にデータをバックアップから復元してください。

ユーザー プロファイルの削除方法については以下を参照してください。

新規の Windows プロファイルを使ってログオンするには、以下の手順を実行します。

※いずれの場合も、問題の発生している元のユーザーと同じ権限のユーザーを作成してください。

ワークグループの場合

コンピューターがワークグループに所属している場合は、新規ユーザーを作成してそのユーザーでコンピューターにログオンします。

新規ユーザーを作成する方法については、以下を参照してください。

Active Directory ドメインの場合

コンピューターが Active Directory ドメインに参加している場合は、問題の発生しているコンピューターでログオンしたことのない Active Directory ユーザーでコンピューターにログオンします。

問題の発生しているコンピューターでログオンしたことのない Active Directory ユーザーが存在しない場合は、新規の Active Directory ユーザーを作成し、そのユーザーでコンピューターにログオンします。

Active Directory で新規ユーザーを作成する方法については、以下を参照してください。

新しいユーザー アカウントを作成する (https://technet.microsoft.com/ja-jp/library/cc732336.aspx)

2015年6月23日

ブラウザーの一般的なトラブルシュート(その2)

Filed under: Internet Explorer, Windows トラブル, 未分類 — タグ:, , , — hebikuzure @ 5:01 PM

前回に続き、ブラウザーで Webサイトや Web アプリケーションにアクセスしてもページが開かない、正常に表示されない、機能が正しく利用できないなどの問題が起きた場合に有効なトラブルシュートを解説します。

SSL/TLS の設定を確認する

正常に動作しない Webサイトや Web アプリケーションへの接続が「HTTP」ではなく「HTTPS」の場合、安全な通信のための暗号化を行う SSL/TLS の設定に問題がある可能性が考えられます。この点について以下を確認します。

コンピューターの日付と時刻を確認する

SSL/TLS で暗号化を行うためにはコンピューターと Web サーバーの日付・時刻が一致している必要があります。コンピューターの日付と時刻が大きくずれていると正常に通信を行うことができなくなります。以下の方法で日付と時刻を確認して、もし正しくなければ修正してください。

有効な通信方式を確認する

SSL/TLS では通信方式にいくつかのバージョンがあり、サーバーとコンピューターで正常な暗号化通信を行うためには双方で利用できるバージョンが一致している必要があります。何らかの理由によりブラウザーで利用できるSSL/TLS のバージョンが無効になっていると、Webサイトや Web アプリケーションの正常な利用ができなくなります。以下の手順によりブラウザーで利用できるSSL/TLS のバージョンを確認し、必要に応じて設定変更します。

Internet Explorer の場合

  1. Windows 7 の場合は [スタート] ボタン [コントロール パネル] [ネットワークとインターネット] [インターネット オプション] の順にクリックして [インターネットのプロパティ] を開きます
    Windows 8.1
    の場合は画面左下を右クリックするか Windows キー + X を押してクイック
    アクセス メニューを表示し、[コントロール パネル] [ネットワークとインターネット] [インターネット オプション] の順にクリックして [インターネットのプロパティ] を開きます
  2. [詳細設定] タブをクリックします

  3. [設定] 欄を [セキュリティ] セクションまでスクロールすると、SSL/TLS の設定が見つかります

  4. 上図のように [SSL 2.0 を使用する] [SSL 3.0 を使用する] が無効、[TLS 1.0 の使用][TLS 1.1 の使用][TLS 1.2 の使用] が有効になっているのが Internet Explorer の既定の設定です。もしこれと異なっていたら、このように設定しなおして [OK] をクリックします
    既定の設定になっているのに
    Webサイトや Web アプリケーションが正しく動作しない場合は、念のため [SSL 3.0 使用する] 有効にして [OK] クリックします。
  5. Internet Explorer を起動して Webサイトや Web アプリケーションが正しく動作するか確認します。
    なお [SSL 3.0 使用する] 有効にすることで Webサイトや Web アプリケーションが正しく動作する場合、Webサイトや Web アプリケーションの作りが古いと考えられます。可能であれば Webサイトや Web アプリケーションの管理者・運営者に新しい規格に対応するよう要望されると良いでしょう。また [SSL 3.0 使用する] 設定は通常無効にしておき、必要な場合にだけ有効にすることをお勧めします

Google Chrome の場合

  1. Chrome を起動します
  2. アドレス バーに以下のように入力して Enter を押します
    chrome://flags/#ssl-version-min
  3. [サポートされる SSL/TLS の最小バージョン] セクションのドロップダウンリストが表示されます

  4. [既定] 以外になっている場合は [既定] に変更します
    Internet Explorer
    の場合と同様、既に [既定] になっているのに Webサイトや Web アプリケーションが正しく動作しない場合は、念のため [SSLv3] に設定を変更します
  5. Chrome を再起動して、Webサイトや Web アプリケーションが正しく動作するか確認します。
    [SSLv3]
    を有効にすると正常に動作する場合は、Internet Explorer の場合と同様の対処をお勧めします

Mozilla Firefox の場合

  1. Firefox を起動します
  2. アドレス バーに以下のように入力して Enter を押します
    about:config
  3. 以下の警告が表示されます。[細心の注意を払って使用する] をクリックします

  4. [検索] ボックスに以下のように入力します
    security.tls.version
  5. 表示された設定の中から security.tls.version.min の行を見つけ、その [] を確認します。1 が既定値です。
    既定値以外の場合は右クリックし、[値を変更] を選択します

  6. 表示されるダイアログ ボックスで 1 を入力して [OK] をクリックします

  7. 同様に security.tls.version.max の値を確認します。既定値は 3 です。
    既定値以外の場合は右クリックして [値を変更] を選択し、3 に変更します
  8. 既定値になっているのに Webサイトや Web アプリケーションが正しく動作しない場合は、念のため security.tls.version.min の値を 0 に設定して動作を確認します。これで正常に動作する場合の対処は Internet Explorer Chrome の場合と同じです
    ※参考情報: http://kb.mozillazine.org/Security.tls.version

アドオンや拡張機能を無効にする

ブラウザーで Web サイトを表示している際、ブラウザーのプログラム本体以外にアドオンや拡張機能と呼ばれる、ブラウザーに追加でインストールできる別のプログラムが同時に動作している場合があります。こうしたアドオンや拡張機能の影響で Webサイトや Web アプリケーション が正しく表示されない可能性も考えられます。

これを確認するには、いったんブラウザーに追加されているすべてのアドオンや拡張機能を無効にしてブラウザーを起動し、Webサイトや Web アプリケーション が正しく動作するか試してみます。

Internet Explorer の場合

  1. Windows キー + R を押して [ファイル名を指定して実行] を呼び出します
  2. [名前] ボックスに以下のように入力して [OK] をクリックします
    iexplore.exe –extoff
    (exe
    ハイフンの間に半角スペースが入ります)

  3. 「アドオンなしで Internet Explorer を実行中です」と表示された Internet Explorer が起動します
  4. お気に入りなどから Webサイトや Web アプリケーションを開き、正常に動作するか確認します

すべてのアドオンを無効にした場合に問題が発生しないのであれば、インストールされているいずれかのアドオンが問題の原因と考えられます。その場合は、通常起動した Internet Explorer でツール
ボタン から [アドオンの管理] を開き、アドオンを一つずつ無効にしてどのアドオンが原因となっているか調査することができます。

Google Chrome の場合

  1. ブラウザーの右上にある、Chrome メニュー をクリックします
  2. [その他のツール] を選択します
  3. [拡張機能] を選択します

  4. 拡張機能の一覧が表示されますので、[有効] のチェックをすべて外します
  5. お気に入りなどから
    Webサイトや Web アプリケーションを開き、正常に動作するか確認します

すべてのアドオンを無効にした場合に問題が発生しないのであれば、インストールされているいずれかのアドオンが問題の原因と考えられます。その場合は、拡張機能を一つずつ有効に戻していき、どのアドオンが原因となっているか調査することができます。

Mozilla Firefox の場合

  1. ブラウザーの右上のメニュー ボタン をクリックします
  2. 表示されるメニューからヘルプ をクリックします
  3. [アドオンを無効にして再起動] をクリックします
  4. 確認のメッセージが表示されるので、[再起動] をクリックします
  5. Firefox が再起動し、セーフモードダイアログが表示されます

  6. [セーフモードで起動] をクリックすると、アドオンなどの拡張機能が無効になった Firefox が起動します

セーフモードで起動した場合に問題が発生しないのであれば、インストールされているいずれかのアドオンなどの拡張機能が問題の原因と考えられます。その場合は「拡張機能とテーマのトラブルシューティング」を参照して問題の原因を突き止めることができます。

また Firefox ではセーフモードで起動した場合でもプラグインは無効になりません。セーフモードでも引き続き問題が発生する場合は、「プラグインのトラブルシューティング」を参考にプラグインを無効にし、トラブルシュートを進めることができます。

ブラウザーの設定を初期化する

ブラウザーの設定が何らかの理由で破損したり、設定に不整合が生じたために Webサイトや Web アプリケーションが正しく機能しない場合もあります。一時ファイルの削除や互換機能の停止、アドオンの無効化で問題が改善しない場合、設定の問題が原因であることが考えられます。

このような場合は、ブラウザーの設定を初期化して破損や不整合のない設定を利用することで Webサイトや Web アプリケーションが正しく動作するか試してみます。

Internet Explorer の場合

Interenet Explorer で設定を初期化するには、ブラウザーの「リセット」を実行します。

開いている Internet Explorer のウィンドウをすべて閉じて、Internet Explorer を終了します

  1. Windows 7 の場合は [スタート] ボタン [コントロール パネル] [ネットワークとインターネット] [インターネット オプション] の順にクリックして [インターネットのプロパティ] を開きます
    Windows 8.1
    の場合は画面左下を右クリックするか Windows キー + X を押してクイック
    アクセス メニューを表示し、[コントロール パネル] [ネットワークとインターネット] [インターネット オプション] の順にクリックして [インターネットのプロパティ] を開きます
  2. [詳細設定] タブをクリックします

  3. [Interenet Explorer の設定をリセット] セクションの [リセット] をクリックします

  4. [個人設定を削除する] にチェックを入れて、[リセット] をクリックします

Internet Explorer の設定がすべて削除され、リセットされた状態になります。Internet Explorer
Webサイトや Web アプリケーションにアクセスし、問題が改善しているか確認します。Internet Explorer をリセットした場合の影響については「Internet Explorer の設定のリセット」を参照してください。

Google Chrome の場合

Google Chrome で設定を初期化するには、新しいユーザー
プロフィールを作成して元のプロフィールと置き換えます。

  1. 開いている Google Chrome のウィンドウをすべて閉じて、Chrome を終了します
  2. Windows キー + R を押して [ファイル名を指定して実行] を呼び出します
  3. [名前] ボックスに以下のように入力して [OK] をクリックします
    %LOCALAPPDATA%\Google\Chrome\User Data\
    (\
    バックスラッシュは を入力します)
  4. 表示されたフォルダー内の [Default] というフォルダーを [Backup default] という名前に変更します

Google Chrome を起動すると、新しいユーザー プロフィールが再作成されます。Webサイトや Web アプリケーションにアクセスし、問題が改善しているか確認します。

この方法で設定を初期化する方法の他に、新しい Chrome ユーザーを作成することもできます。新しい Chrome ユーザーには新しいプロフィールが用意されます。新しい Chrome ユーザーを作成する方法については「他のユーザーと Chrome を共有する」の「ユーザーを追加する」セクションを参照してください。

Mozilla Firefox の場合

Mozilla Firefox で設定を初期化するには、Firefox のリフレッシュを実行します。

  1. ブラウザーの右上のメニュー ボタン をクリックします
  2. 表示されるメニューからヘルプ をクリックします
  3. [トラブルシューティング情報] をクリックします

  4. [Firefox をリフレッシュ] をクリックします
  5. 確認のメッセージが表示されるので、[Firefox をリフレッシュ] をクリックします

  6. Firefox がいったん閉じてリセットされます。リセットの処理が終わると、インポートされた設定とデータの情報がウィンドウ
    に一覧表示されます。[完了] ボタンをクリックすると Firefox が開きます

Webサイトや Web アプリケーションにアクセスし、問題が改善しているか確認します。Firefox をリフレッシュした場合の影響については「Firefox をリフレッシュするアドオンや設定のリセット」を参照してください。

 

(つづく)

2015年6月12日

ブラウザーの一般的なトラブルシュート(その1)

PC の用途として多くの人が利用しているのが Web ブラウザーを利用した Web サイトの閲覧や Web アプリケーションの利用でしょう。現在では電子メールや文書の作成、表計算、プレゼンテーション、写真の編集や整理など、以前は PC にインストールしたソフトウェアでなければできなかった作業が、ほとんど Web ブラウザーの中でできるようになっています。

このように便利な Web ブラウザーですが、その設定や構成などに問題が起きて正常に利用できなくなる場合がまれにあります。今回は Windows 環境においてブラウザーで Webサイトや Web アプリケーションにアクセスしてもページが開かない、正常に表示されない、機能が正しく利用できないなどの問題が起きた場合に有効なトラブルシュートを、数回にわたり解説します。

ブラウザーのキャッシュ (一時ファイル) を削除する

どのブラウザーでも同じページを何度も表示する際に、 Web サイトから同じコンテンツを繰り返し取得する代わりに、一度取得したコンテンツを一時ファイルとして蓄積し、同じページの表示の際に再利用する動作をしています。この一時ファイルの内容が何らかの原因で破損したり、一時ファイルと元の Web ページの閲覧履歴との関連付けがおかしくなったりすると、そのページが正しく表示できなくなったり、そのページ内の機能が正常に働かなくなります。また Web ページから送信されてブラウザーに保存される Cookie (クッキー) と呼ばれるデータが破損した場合も同じような現象が起きます。こうした時には、蓄積されている一時ファイルなどを削除し、正常なコンテンツを Web サイトから取得しなおすようにすれば問題は改善します。 ブラウザーのキャッシュを削除する手順は以下の通りです。

Internet Explorer の場合

  1. 開いている Internet Explorer のウィンドウをすべて閉じて、Internet Explorer を終了します
  2. Windows 7の場合は [スタート] ボタン [コントロール パネル] [ネットワークとインターネット] [インターネット オプション] の順にクリックして [インターネットのプロパティ] を開きます
  3. Windows 8.1 の場合は画面左下を右クリックするか Windows キー + X を押してクイック アクセス メニューを表示し、[コントロール パネル] [ネットワークとインターネット] [インターネット オプション] の順にクリックして [インターネットのプロパティ] を開きます
  4. [全般] タブをクリックし、[閲覧の履歴] セクションの [削除] ボタンをクリックします
  5. [インターネット一時ファイルおよび Web サイトのファイル][クッキーと Web サイト データ][履歴] にチェックを入れます。 OWA のページを [お気に入り] に登録している場合は、[お気に入り Web サイト データを保持する] にチェックを入れるか、または事前に OWA [お気に入り] から削除 (登録解除) しておいてください
  6. [削除] ボタンをクリックすると、一時ファイルなどが削除されます

Google Chrome の場合

  1. ブラウザーの右上にある、Chrome メニュー をクリックします
  2. [その他のツール] を選択します
  3. [閲覧履歴を消去] をクリックします
  4. [閲覧履歴][Cookie と他のサイトやプラグインのデータ][キャッシュされた画像とファイル] にチェックを入れます
  5. [次の期間のアイテムを消去] [すべて] を選択します
  6. [閲覧履歴データを消去する] をクリックすると、一時ファイルなどが削除されます

Mozilla Firefox の場合

  1. メニューボタン をクリックし、[オプション] を選択します
  2. [詳細] [ネットワーク] と選択します
  3. [キャッシュされた Web ページ] セクションの [今すぐ消去] ボタンをクリックします
  4. [OK] をクリックして [オプション] ダイアログ ボックスを閉じます

互換モード・エンタープライズモードを無効にする (Internet Explorer の場合)

Internet Explorer には、Internet Explorer 6 – 8 を対象に作成された古い Web サイトを正しく機能させるため「互換モード」と「エンタープライズ モード」という互換機能が搭載されています。「互換モード」が有効の場合は Internet Explorer 7 の動作が、「エンタープライズ モード」が有効の場合は Internet Explorer 8 の動作がエミュレートされます。しかし多くの Web サイトや Web アプリケーションは最新のブラウザーを対象に構築されているため、Internet Explorer がこうした古い互換モードで動作していると正しく機能しません (正常に表示/機能しなかったり、制限のある表示に切り替わってしまいます) Web サイトや Web アプリケーションが「互換モード」や「エンタープライズ モード」で表示されているかどうか、以下の方法で確認できます。

  1. Internet Explorer で当該のページにアクセスします
  2. ページが表示されたら、キーボードの F12 を押します
  3. 画面上に「F12 開発者ツール」が表示されますので、[エミュレーション] をクリックします

[モード] セクションの [ドキュメント モード] 欄が上のように [Edge] と表示されていなければ、「互換モード」や「エンタープライズ モード」で表示されています OWA の表示・機能に問題がある場合は、[ドキュメント モード] のドロップダウンリストから [Edge]を選択すると、ページが再読み込みされ本来のモードで表示されます。これで問題が改善して正しい表示・機能になっていれば、トラブルの原因は「互換モード」や「エンタープライズ モード」で表示されていたことです ※この方法での改善は一時的です。F12 開発者ツールを閉じると元の表示に戻ってしまいます ページが「互換モード」で表示する設定になっている場合は、以下の手順で互換表示設定を確認してください。

  1. Internet Explorer を起動し、ツール ボタン をクリックし、[互換表示設定] をクリックします
  2. [互換表示に追加した Web サイト] の欄に正常に機能しないページの URL が無いか探します
  3. URL が見つかったらクリックし、[削除] をクリックし、[閉じる] で終了します

「エンタープライズ モード」で表示されている場合や [互換表示設定] URL が登録されていないのに「互換モード」で表示されている場合は、ネットワークの管理者がポリシーなどで設定している可能性があります。その時は企業内・組織内の管理者に相談してください。 (次回に続く)

2015年3月28日

WinSxS フォルダーのクリーンアップ

Filed under: Windows Tips — hebikuzure @ 12:28 PM

WinSxS フォルダーのクリーンアップ
https://technet.microsoft.com/ja-jp/library/dn251565.aspx

Windows Vista / Windows Server 2008 以降の Windows では、Windows のコンポーネントや更新プログラムのインストールの際に WinSxS フォルダーが「ステージング」領域として利用され、必要なファイルがいったん WinSxS フォルダーにコピーされた後で実際のファイルの置き換えや配置がハードリンクの作成によって行われる動作になっています。この動作についてはサポート技術情報「Windows Vista および Windows Server 2008 で、Service Pack および修正プログラムの適用後にブート パーティションの使用領域が増加する」で解説されており、またこのブログでも以前に「Windows Vista では %windir%¥WinSxS フォルダーが肥大する」という記事で紹介しています。この記事はかなり古い物ですが今でもよくアクセスしされているので、ディスクの空き容量が不足している場合に WinSxS のサイズが大きくなっていることに気づかれる方が多いのでしょう。しかし WinSxS フォルダーにコピーされたファイルはコンポーネントや更新プログラムをアンインストールする際やファイルの破損を修復する際に必要となる場合があり、手動で削除してしまうと Windows の動作に支障が出る可能性があります。

残念ながら Windows Vista 以降の Windows では WinSxS を縮小する手段は用意されておらず、WinSxS のサイズが大きくディスクの空き容量が不足する場合、根本的に解決するには Windows を再インストールする必要がありました。

こうした問題を改善するため、Windows 8.1 / Windows Server 2012 R2 では WinSxS をクリーンアップするツールが用意されました。以下の記事に詳しい情報が掲載されています。

具体的な方法を簡単に解説していきましょう。

縮小可能なサイズを調べる

まず以前の記事でも触れていますが、WinSxS フォルダー内には実際にインストールされているコンポーネントや更新プログラムにハードリンクされている使用中のファイルと、ロールバック (コンポーネントや更新の削除) に備えたあるいバージョンのファイル (未使用のファイル)、一時的なキャッシュ ファイルなどが含まれています。WinSxS をクリーンアップする場合、使用中のファイルは削除できませんが未使用のファイルやキャッシュを削除して容量を削減することは可能です。そこでまず実際のクリーンアップを行う前に、WinSxS がどの程度縮小可能なのかを調べることができます。

現在の WinSxS を調査するには、管理者権限のコマンド プロンプトで以下のコマンドを実行します。

Dism.exe /Online /Cleanup-Image /AnalyzeComponentStore

コマンドの完了まで少し時間がかかりますが、以下のように使用中のサイズと縮小可能なサイズが表示されます。

dism

表示される項目はそれぞれ以下のような意味を持っています

エクスプローラーによって検出された
コンポーネント ストアのサイズ
Windows エクスプローラーなどで表示した場合の WinSxS の見かけ上のサイズ
コンポーネント ストアの実際のサイズ ハードリンクを考慮に入れた実際の WinSxS のサイズ
Windows と共有 Windows のよって現に利用されているファイルのサイズ
バックアップおよび無効な機能 Windows によって現に利用されていないファイルのサイズ
キャッシュおよび一時的なデータ 一時ファイル
前回のクリーンアップ日 直前の WinSxS のクリーンアップ実行日
再利用できるパッケージの数 削除可能なパッケージ (コンポーネントや更新) の数
コンポーネント ストアのクリーンアップを推奨 クリーンアップを実行した方がよいかどうかの目安

「バックアップおよび無効な機能」と「キャッシュおよび一時的なデータ」が WinSxS で縮小可能なサイズです。

WinSxS のクリーンアップ

Windows 8 以降の Windwos では、WinSxS のクリーンアップを自動的に行うタスクがタスクスケジューラに登録されています。このタスクは Windows の自動メンテナンスの一部として定期的に実行されるように設定されています(Task Scheduler Library\Microsoft\Windows\Servicing\StartComponentCleanup)。

このタスクが実行されると、削除可能なファイルにマークが付けられ、30日後以降に自動的に削除されます。またタスクの実行時間は 1 時間に設定されているため、多数の削除可能なファイルがあると一度のタスク実行ではすべてのファイルが削除されない場合があります。

手動でクリーンアップを行う場合は、管理者権限のコマンド プロンプトで以下のコマンドを実行します。

Dism.exe /online /Cleanup-Image /StartComponentCleanup

このコマンドを手動で実行した場合、ファイルの削除はただちに行われます。また削除可能なすべてのファイルが削除されます。

すべての古いバージョンの削除

WinSxS をより縮小するには、すべての古いバージョンのファイルを削除します。ただしこれを行うと、インストール済みのサービス パックと更新プログラムをアンインストール (ロールバック) することができなくなります。ロールバックする必要がないことを十分に確認してから実行してください。

すべての古いバージョンを削除するには、管理者権限のコマンド プロンプトで以下のコマンドを実行します。

Dism.exe /online /Cleanup-Image /StartComponentCleanup /ResetBase

実行すると、ただちに古いバージョンのファイルを含むすべての削除可能なファイルが削除されます。

またサービスパックで利用されている領域が、次のコマンドでさらに縮小できます。管理者コマンド プロンプトで実行してください。

Dism.exe /online /Cleanup-Image /SPSuperseded

このコマンドを実行すると、サービス パックのアンインストールはできなくなります。

2015年2月1日

MVP Community Camp 2015 に登壇しました

Filed under: Information — hebikuzure @ 10:14 PM


ブラウザーとセキュリティー – 安全な Web のために
http://www.slideshare.net/hebikuzure/browser-andsecurity2015

昨日 (2015/1/31) に行われた「MVP Community Camp 2015」東京会場で「ブラウザーとセキュリティー – 安全な Web のために」と題した50分のセッションを持たせていただきました。その際に使用したスライドをこちらのブログでも紹介しておきます。

Browser andsecurity2015 from Akira Murachi

セッション中で紹介した推奨図書はこちら

  • 体系的に学ぶ 安全な Webアプリケーションの作 り方
    著者: 徳丸浩
    発売日: 2011年3月1日
    ISBN: 978-4-7973-6119-3
    出版社: ソフトバンククリエイティブ 価格: ¥3,360(税込み)
    [出版社ページ] [Amazon]
  • Hacking:美しき策謀 第2版
    著者: Jon Erickson 著、村上 雅章 訳
    発行日: 2011年10月
    ISBN: 978-4-87311-514-6
    出版社: オライリー・ジャパン
    [出版社ページ] [Amazon]

また紹介した Web 上の資料はこちらです

2015年1月27日

"Project Spartan" で削除される機能 (追加)

Filed under: Internet Explorer — hebikuzure @ 11:20 PM

Inside Microsoft’s New Rendering Engine For The “Project Spartan”
http://www.smashingmagazine.com/2015/01/26/inside-microsofts-new-rendering-engine-project-spartan/

一昨日の投稿で Windows 10 の新しいブラウザー "Project Spartan" では ActiveX や BHO などの COM ベースの拡張機能のサポートが廃止されていると伝えましたが、Microsoft の web platform チームのシニア エンジニア Jacob Rossi さんのインタビュー記事で追加情報が出ていますので、紹介しておきます。

記事によれば、Spartan の EdgeHTML では他に以下のような機能もサポートされなくなるとの事です。

  • VBScript
  • attachEvent
  • X-UA-Compatible による互換表示
  • currentStyle

いずれも Web 標準でない、または Web 標準とは異なる機能 / 仕様ですので、Web 上の相互運用性に重点を置いた Spartan でサポートされないのは当然でしょう。

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