Hebikuzure's Tech Memo

2019年12月18日

新旧 Edge の Side by Side 実行

Filed under: Microsoft Edge, Windows Info — タグ: , — hebikuzure @ 7:22 午後

2020年1月15日に新しい Edge が公開されます。新しい Edge は企業向けのブラウザーという位置付けでさまざまな機能が盛り込まれています。とはいえ既に現在の Edge を既定のブラウザーとして活用している組織やユーザーも少なくないでしょうから、新しい edge にいきなり切り替えできないという場合もあるでしょう。そうした場合、新しい Edge に自動更新されたり Windows Update でインストールされたりすることは Blocker Toolkit を使ってブロックできます

しかし今の Edge を使いつつ、新しい Edge の動作確認や検証をしたいという場合もあります。そうした場合に一番簡単なのは、Blocker Toolkit で新しい Edge の自動適用はブロックしておき、Beta 版 Edge をインストールする方法です。Beta リリースは6週間後に安定板としてリリースされる候補版ですので、基本的に新しい Edge の動作確認・検証で利用するのに問題はないでしょう。

とはいえ現在の Edge を使いつつ、安定板の Edge (Chromium 版) も利用したいというニーズがあります。そうした場合の Side by Side 実行の方法が公開されています。

Side by Side 実行を構成する

新旧の Edge を同時利用するには、そのためのグループポリシーを構成します。

  1. まずエンタープライズ向け Edge のページからポリシー ファイルをダウンロードします。cab ファイルがダウンロードされるので、Windows エクスプローラーで開くと中に ZIP ファイルがあります。この ZIP ファイルを展開します。いろいろなファイルができますが、windows フォルダーの中に admx フォルダーがあるので、開きます。msedge.admx と msedgeupdate.admx がテンプレート ファイルなので、これを C:\Windows\PolicyDefinitions にコピーします(要管理者権限)。また言語ファイル(Windows の表示言語が日本語なら ja-jp フォルダー)も同じ場所にコピーします。
  2. そうるすとグループポリシー エディターの
    /コンピューターの構成 /管理用テンプレート
    /Microsoft edge/Microsoft Edge – 既定の設定/Microsoft Edge の更新、という3つの項目が追加されます。
  3. 以下のポリシーを構成します
    /コンピューターの構成 /管理用テンプレート/Microsoft Edge の更新/アプリケーション/Microsoft Edge でのブラウザーの同時実行エクスペリエンスを許可する
    このポリシーを有効にすると、新しい Edge がインストールされても従来の Edge が隠されることなく、今までと同様に利用できます。
    コメント 2019-12-18 191445

このポリシーは新しい Edgeがインストールされる前に構成する必要があります。ポリシーの構成前に新しい Edge のインストールが行われると、その時点で従来の Edge は置き換えられてアクセスできなくなります(スタート メニューのタイル、関連付けやピン留めしていたサイトなども全て新しい Edge で開くように変更されます)。後からポリシーの構成を行った場合、再度新しい Edge のインストーラーが実行されるまでポリシーの効果は現れません。またポリシーの効果が現れても、スタート画面や新しい Edge で開くよう変更された関連付け/ピン留めサイトは元に戻りません。

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