Hebikuzure's Tech Memo

2016年10月4日

MS16-110 適用後 NAS などの共有フォルダーに接続できない問題

Filed under: Windows トラブル, Windows Info — hebikuzure @ 9:12 PM

概要

Windows 8.1/ 10 のコンピューターにマイクロソフト セキュリティ情報 MS16-110 の更新プログラムをインストール後、NAS (ネットワーク接続ハードディスク) などの共有フォルダーにアクセスできなくなる (NAS が見えなくなる、\\servername\share でアクセスできなくなる) などの現象に遭う場合があります。

MS16-110 の更新は以下の修正プログラムに含まれています

この現象は MS16-11- に含まれる以下の変更による影響です。

ユーザーが Microsoft Account (https://www.microsoft.com/account) を介して Windows にサインインし、「ゲストまたはパブリック ネットワーク」のファイアウォール プロファイルに接続する際、プライベートではない SMB リソースへの NT LAN Manager (NTLM) シングル サインオン (SSO) 認証を防ぐ (https://technet.microsoft.com/ja-jp/library/security/ms16-110 から引用)

MS16-110 で修正される脆弱性

この変更で修正される脆弱性は「Microsoft の情報漏えいの脆弱性 – CVE-2016-3352」です。この脆弱性がどういう物であるか簡単に説明しましょう。

Windows がネットワーク上の共有リソース (フォルダーやファイル) に SMB プロトコル (Windows 標準のファイルファイル共有プロトコル) でアクセスする際、ユーザーが改めて資格情報 (ユーザー名/パスワード) を入力しなくてもよいように、Windows のサインインに利用しているユーザーの資格情報を自動的に送信します (シングル サイン オン、SSO)。

この動作は便利ですが、自分や自分が所属している組織が管理していないサーバーに接続しようとした場合も資格情報が送信されますから、意図せず第三者に自分の資格情報が知られてしまう危険性があります。CVE-2016-3352 で指摘された脆弱性は、例えば公衆無線 LAN のようなセキュリティで保護されていないネットワークに接続している場合でも、Windows がネットワーク上の共有に SSO で資格情報を送信してしまう、というものです。
攻撃のシナリオとしては、公衆無線 LAN にファイル共有を有効にした罠マシンを接続しておき、囮の Web ページや電子メール内のリンク (file://malserver\share) を標的に踏ませて、送信されてきた資格情報を収集する、というようなものが考えられます

※実際には資格情報として送信されるのはユーザー名と「パスワードのハッシュ (パスワードを一定の方式で変換した文字列)」で、生のパスワードが送信される訳ではありませんが、パスワードの強度 (長さ、複雑さ) によってはハッシュから元のパスワードを容易に復元できてしまう場合があります。

Windows のサインインに利用しているアカウントがローカル アカウントであれば、仮にユーザー名とパスワードを知られても、そのアカウントが利用できるコンピューターに物理的にアクセスする (PC を直接操作する) か、そのアカウントが利用できるコンピューターが接続しているネットワーク 通常はファイアウォールで守られている に侵入しなければ、それを利用することはできません。
しかし Windows のサインインに Microsoft アカウントを利用している場合、その資格情報は、例えば Outlook.com のメールサービスや OneDrive、XBox のオンライン ゲームなど、さまざまなインターネット上のサービスで利用可能ですから、悪意のある第三者にとって利用価値は大いにあります。

MS16-110 による動作変更

この脆弱性を防ぐため、MS16-110 では以下の条件が満たされる場合、自動的な資格情報の送信をしないように修正されています。

  • Windows に Microsoft アカウントでサインインしている
  • ネットワークの場所 (ファイアウォール プロファイル) が「ゲストまたはパブリック ネットワーク」である
  • 共有にアクセスするための別の資格情報が設定されていない (= SSO を行う条件)

そのため、これらの条件の当てはまる場合、MS16-110 を含む更新プログラムのインストール後、NAS などへの接続の際に資格情報が送信されず、アクサスできなくなります。

回避策

回避策はこの条件を満たさないようにすればよいので

  1. ローカル アカウントでサインインする
  2. ネットワークの場所を「プライベート ネットワーク」 または「社内ネットワーク」に変更する
  3. 共有に接続するための資格情報をあらかじめ登録する

のいずれかになります。通常は 2. の方法が簡単で良いでしょう。

2. の手順は以下の通りです (Windows 10 Ver. 1607 の場合)

  1. [設定] – [ネットワークとインターネット] を開く
  2. 利用している接続に応じて [Wi-Fi] または [イーサネット接続] をクリック
  3. 接続している Wi-Fi やネットワーク アダプタをクリック
  4. [この PC を検出可能にする] をオンにする

何らかの事情でネットワークを「パブリック ネットワーク」のままにしておきたい場合は、資格情報マネージャー (コントロール パネル\ユーザー アカウント\資格情報マネージャー\Windows 資格情報) で NAS などの共有に対するユーザー名とパスワードを登録します。

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2015年12月1日

HTML5 の日付入力 (カレンダーの表示)

Filed under: Windows Info — hebikuzure @ 7:28 PM

この記事はWe Love HTML5 Advent Calendar 2015 の第1日目の記事として投稿しています

Advent Calendar の初日の記事なので、カレンダーについての情報です。HTML5 では form 要素が強化され、さまざまにデータの種類に対して最適なフォームを表示することができるようになりました。日付や時刻はフォームへの入力に頻繁に利用されるデータ形式ですが、form 内の input 要素のtype 属性にいろいろな値を設定することで、いろいろなパターンの日付や時刻を分かりやすく入力できるようになっています。
ブラウザーはページに記述されている type 値に応じて、入力が容易になるようなコントロール (例えばカレンダー) を表示して、ユーザーを補助することができます。

例えば日付の入力であれば、以下のような HTML で

<form action=”datepicker.html”>
誕生日を入力してください:
<input type=”date” name=”bday”>
<input type=”submit”>
</form>

ブラウザーは次のようなカレンダーを表示して選択することができます。

ただしこのスクリーンショットは Windows 版の Google Chrome でページを表示した場合で、他のブラウザーでは異なったコントロールが表示されます。
例えば Microsoft Edge では以下のようなドラムロール風のコントロールが表示されます。

Firefox は残念ながら現行のリリースバージョンでは input type=”date” に対応しておらず、特別なコントロールは表示されません。Opera では Chrome と同じコントロールが表示されます。これは同じ Blink エンジンでレンダリングしているのだから当然ですね。
実際に試してみることができるよう、テスト ページ (http://hebikuzure.com/datepicker.html) を用意しました。ご自分の利用しているブラウザーでそれぞれの指定がどのように表示されるのか、試してみてください。

このように HTML5 の標準仕様では input 要素のtype 属性値に対して実際にどのようなコントロールを表示するのかは、ユーザー エージェント (ブラウザーなど) に任されています。そのため type 属性に date 値を指定した場合でも、ブラウザーごとに実際に表示されるコントロールは異なってしまいます。
Chrome や Opera はデスクトップ版とモバイル (Android など) 版が別なので、それぞれのプラットフォームで利用しやすそうなコントロール (デスクトップでは普通のカレンダー形式、モバイルではドラムロール) を表示するのに対して、Microsoft Edge はモバイルでもデスクトップでも UWP (ユニバーサル Windows プラットフォーム) アプリで共通のプログラムなので、モバイルで利用しやすいドラムロールがデスクトップでも表示されるのでしょう (これは何かの方法で改善してほしい処ですが…)。

それではどのブラウザーで表示しても同じようなカレンダーなどの入力補助コントロールを表示させるにはどうすればよいのでしょうか。残念ながらこれは何らかの UI ライブラリの力を借りるしかなさそうです。例えば jQuery UI の Datepicker Widget や、bootstrap-datepicker などがその候補になるでしょう。それぞれの名前で Web 検索すると詳しい使い方を解説した日本語ページも見つかりますので、ここでは紹介のみに留めます。

参考情報

2015年1月14日

Windows 7 の「メインストリーム サポート」が終了しました

Filed under: Windows Info — hebikuzure @ 11:59 PM


2015年1月14日をもって、Microsoft による Windows 7 の「メインストリーム サポート」が終了しました。終了した「メインストリーム サポート」には以下のものが含まれています

  • 仕様変更、新機能のリクエスト
  • セキュリティ更新プログラム サポート
  • セキュリティ関連以外の修正プログラムの作成の新規リクエスト
  • 無償サポート (ライセンス、ライセンス プログラムおよび、その他の無償サポートを含む)
  • 有償サポート (インシデント サポート、時間制サポート)

「メインストリーム サポート」が終了すると、「延長サポート」フェーズに移行します。Windows 7 の延長サポートは 2020年1月14日まで継続します。延長サポートには以下のものが含まれています

  • セキュリティ更新プログラム サポート
  • 有償サポート (インシデント サポート、時間制サポート)

メインストリーム サポートでも「仕様変更、新機能のリクエスト」「セキュリティ関連以外の修正プログラムの作成の新規リクエスト」には企業向けのサポート契約が必要なので、個人ユーザーの場合メインストリーム サポートの終了ですぐに直接的な影響を受けるのは無償サポートが終了すること位でしょう。Windows 7 はユーザー数も多いため、サードパーティー製の周辺機器やソフトウェアも当面は Windows 7 への対応が打ち切られることはないでしょう。(Windows Vista はユーザー数が少なかったせいか、結構さっくり対応を打ち切った所もありますが)

とは言え今年には新しいバージョンの Windows (Windows 10) がリリースされますし、Windows 7 の初期に購入した PC はそろそろハードウェア的な寿命も考えないとならなくなっているでしょう。現在 Windows 7 を利用していて PC をこれからも利用していく、という場合はこれを機に新しい Windows への移行について検討を始める時期です。

新しい Windows への移行については、以下のようにいくつかの考え方があります

  1. 現在利用している PC を早期に Windows 8.1 Update (現行の最新バージョン) にアップグレード (アップグレード インストールまたは新規インストールしなおし)
  2. Windows 8.1 Update (現行の最新バージョン) の新しい PC を導入
  3. Windows 10 がリリースされたら現在利用している PC をアップグレード (アップグレード インストールまたは新規インストールしなおし)
  4. Windows 10 がリリースされたらプリインストールの新しい PC を購入

現在利用している PC が比較的新しい物 (経年2年くらい以内) であれば「1.」が一番良いと思います。その位新しい PC であれば PC メーカー自体が Windows 8 や Windows 8.1 へのアップグレードをサポートしているか、公式にサポートしていなくともドライバーなど利用に必要なソフトウェアの入手が容易です。もし Windows 10 のリリース後、そちらを利用したくなった場合でも、バージョンが近いほどアップグレードは容易になります。ただし、どうしても現行の Windows 8.1 のユーザー インターフェースになじめそうになく、Windows 10 に期待している、という場合は「3.」も良いでしょう。

現在の PC がある程度経年の高い場合、特に Windows Vista 以前の Windows がプレインストールで、Windows 7 はアップグレードや新規インストールで利用しているという場合は、「2.」または「4.」が現実的な選択肢になるでしょう。もちろん「1.」「3.」も不可能ではありませんが、特に Vista 以前機種の場合は性能がネックになる可能性も考えられますし、またドライバーなどの入手でハードルが高くなる可能性もあります。

また、現在の PC の利用形態によっては Windows PC ではなく Chromebook のような PC や、Androdi タブレット、iPad などのタブレットに移行しても問題ないかもしれません。

Internet Explorer のサポート

Windows に付属する Internet Explorer については、一部で Windows と異なるサポート期限が設けられています

2016 年 1 月 12 日以降、どの Windows についても、インストール可能な最新版の Internet Explorer のみがサポート対象となります。そしてサポートの内容が「メインストリーム サポート」になるか「延長サポート」になるかは、インストールされている Windows のサポートに準じます。サポートされる Windows と Internet Explorer の組み合わせは以下の表のようになります。
※ 最新バージョン以外の Internet Explorer は (Windows のサポート フェーズに関わらず) サポート終了となり、セキュリティ修正を含む修正プログラムの提供や有償無償のサポート (インシデント/時間制) を受けることができなくなりますので、要注意です。

Windows

Internet Explorer

サポート内容 / 期間 (※)

Windows Vista Internet Explorer 9 延長サポート (最長 2017/04/11 まで)
Windows 7 SP1 Internet Explorer 11 延長サポート (最長 2020/01/14 まで)
Windows 8 Update Internet Explorer 11 メインストリーム サポート (最長 2018/01/09 まで)

※ 新しいバージョンの Internet Explorer が提供された場合、サポート期間は変更されます

次期 Windows に搭載される Internet Explorer では、より相互運用性 (他のブラウザーと同じように動作すること) が重視され、後方互換性 (以前のバージョンの Internet Explorer と同じように動作すること) は重視されなくなるようです。古いブラウザーを利用する理由はどんどんなくなっている状況ですから、もし上表より古い Internet Explorer を利用している場合は、すぐに更新しましょう。

2014年10月4日

Windows 10 Technical Preview をインストールしてみた

Filed under: Windows Info — hebikuzure @ 11:42 AM


Windows Technical Preview – Microsoft Windows
http://windows.microsoft.com/ja-jp/windows/preview


次期バージョンの Windows である「Windows 10」のプレリリース版「Windows 10 Technical Preview」が公開されました。
※現時点では日本語版はまだ公開されていません。英語版を利用しています。

早速ダウンロードして、Windows 8.1 Enterprise の Hypre-V 上にインストールしてみました。

W10

「スタート メニュー復活」が話題になっていますが、スクリーンショットのようにスタート ボタンをクリックすると Windows 7 風のメニューが表示されます。ただし Windows 7 やそれ以前のどのバージョンのスタート メニューとも同じではありません。左側の列は Windows 7 のスタート メニューの右列の内容 (ドキュメントなど固定されている項目) + Windows 7 のスタート メニューの左列の内容 (よくつかうプログラム、スタートメニューにピン留めしたプログラム) になっています。そして右側には Windows 8 スタイルのスタート メニューと同じアプリのタイルが表示されます。もちろん表示するタイルの内容やサイズは Windows 8.1 と同様にカスタマイズできます。

「スタート メニュー復活希望」を熱く語っていた人にとって、この新しいスタート メニューが望んでいたものかどうかは微妙ですが、Windows 7 以前のスタート メニューの流儀を引き継ぎつつ、Windows 8 の良い所も継承したと考える事ができそうです。

一方で「Windows 8 / 8.1 のスタート画面が良かった」と考える人もいるでしょう。そういう場合も安心してください。Windows 8.1 と同じスタート画面を利用することも可能です。Windows 8.1 スタイルに戻すには、以下の設定を変更します。

  1. タスクバーを右クリックして [Properties] をクリックして、[Taskbar and Start Menu Properties] を開きます
  2. [Start Menu] タブを開き、[Use the Start menu insted of the Start screen] のチェックを外します
    W10_3
  3. [OK] でプロパティを閉じると、サインアウトを促されるので、サインアウトしてサインインしなおします

これで次のようにスタート画面が表示されるようになります。

W10_2

Windows 10 は現在 Windows 7 を利用している多くのユーザー、特に企業ユーザーの移行先として期待されているだけに、Windows 7 ユーザーの慣れや習慣と、Windows 8 ユーザーが支持している新しい操作性の両面に配慮した作りになっていると考えられます。

なお Windows 10 Technical Preview は以前の Windows (Vista や 7) で提供されたプレリリース版よりも開発の早い段階から提供されており、以前のプリリリース版ではバグ確認が主な目的だったのと異なって、現在の Technical Preview の仕様 (ユーザー インターフェイスを含めて) についてもユーザー フィードバックを反映して変更される可能性があるとの事です。Windows 10 Technical Preview を利用してみておかしいと思う所、使いにくいと感じる所があれば、ぜひフィードバックしましょう。

Windows 10 Technical Preview はテストと評価のために公開されているプレリリース版 (製品の完成前の段階で公開される評価版) です。Windows のインストールやアップグレード、トラブル シュートについて十分な知識とスキルを持っている人が対象となっています。何か問題があっても解決のためのサポートは Microsoft からは提供されません (フォーラム ベースでの相談のみ可能です – 現時点でフォーラムも英語版だけです)。
業務でも個人的利用でも、主に利用している PC へのインストールは (相当に自身と覚悟のある人以外は) 避けるべきでしょう。また評価版のため使用期限がありますので、元の Windows に復元できるようバックアップや回復メディアをインストール前に作成しておきましょう。

2014年9月3日

停止していた 8 月の更新プログラムの提供が再開されています

Filed under: Windows Info — hebikuzure @ 3:08 PM


Microsoft が Windows に提供している更新プログラムで、8月に公開された以下の更新プログラムをインストールすると、その後 Windows の起動に失敗する現象が発生するトラブルが起きていました。そのためこれらの更新プログラムは Windows Update からの配信を一時停止されていました。

この問題については、8月28日に MS14-045 が更新され、問題の原因となっていたモジュール (Win32k.sys) が置き換えられました。この新しい Win32k.sys が最新版になるので、これがインストールされていれば他の更新プログラムで Win32k.sys が問題の起きるバージョンに戻ってしまう事はありません。

そのため、残りの 3 つの更新プログラムについても、9月2日 (たぶん米国時間) から Windows Update での配信が再開されています。更新された MS14-045 は以下の技術情報で公開されています。

まずこの新しい MS14-045 (KB2993651) が公開後から Windows Update で配信されています。KB2993651 がインストールされていると、残りの 3 つの更新プログラムも Windows Update で検出され、インストールできます。

なお、新しい MS14-045 (KB2993651) で改善されているのは適用後に起動できなくなる問題で、以下の他の既知の問題は依然として存在しています。特にエンタープライズ環境などで影響を受ける可能性がある所は、十分な検証をして適用の可否を決めてください。

    • 既知の問題 1
      このセキュリティ更新プログラムをインストールした後で、既定のフォント ディレクトリ (%windir%\fonts\) 以外の場所にインストールされたフォントがアクティブなセッションに読み込まれたときに変更できなくなります。これらのフォントを変更、置換、または削除しようとしてもブロックされ、ファイルが使用中であるというメッセージが表示されます。
    • 既知の問題 2
      この更新プログラムをインストールした後で、ウィンドウの z オーダーが変更されます (z オーダーは、SetWindowPos 関数と共に HWND_TOP パラメーターを呼び出します)。そのため、特定のアプリケーションのウィンドウが見えなくなったり、誤って他のウィンドウの背後に表示されたりすることがあります。

2014年7月15日

Windows XP 上の Java への修正プログラム提供についての情報

Filed under: Windows Info — hebikuzure @ 1:18 PM


先日の記事で Windows XP 用の Jaava に対する Oracle のサポートが終了する事をお伝えしましたが、これについて新しい情報が Oracle のブログに掲載されています (The future of Java on Windows XP)。

それによると Oracle は Windows XP 上での Java (利用可能な最新版は Java 7) のサポートは終了するが、セキュリティ更新プログラム自体の提供は Java 7 のサポート終了となる 2015年4月まで継続するとの事です。ただし Windows XP はサポート対象のプラットフォームから外れるため、Java 7 のセキュリティ更新を適用した際に Windows XP に固有なトラブルや問題が発生しても、それを修正する義務は負わないとブログでは説明されています。

Windows XP で Java を利用している場合、Oracle から提供が続けられる更新プログラムを適用する事でひとまず Java の脆弱性は回避できますが、それも 2015年 (来年) の 4月までの事なので、それまでには確実にサポートされている新しいバージョン (のオペレーティング システムと Java ) に移行できるよう用意していく必要があります。

※ 先日の記事にも同内容を追記しています。

2014年7月4日

Windows XP 上の Java のサポートが終了(追記有)

Filed under: Windows Info — hebikuzure @ 9:44 AM

Windows XP and Java
http://www.java.com/en/download/faq/winxp.xml


Windows XP のサポート (セキュリティ修正プログラムの提供) が今年4月で終了したのはよく知られていることだと思いますが、それでも Windows XP を使い続ける事のリスクとして、Windows XP 上で動作するサードパーティのソフトウェアについてもサポートが終了してしまい、より多くの脆弱性を抱え込む事になる可能性が指摘されていました。そしてそれがやはり現実になっています。

Java の提供元である Oracle は、Windows XP で動作する Java のサポートを終了する事をアナウンスしています。もちろん Windows XP 同様に自己責任で Windpws XP 上の Java を利用する事は可能ですが、Java のセキュリティ ホールは過去にも多くのマルウェアの感染に利用されているので、非常に危険である事は間違いありません。

深刻な被害に遭う前に、速やかに Windows XP の利用は停止しましょう。


追記

The future of Java on Windows XP によると、Oracle は Windows XP 上での Java (利用可能な最新版は Java 7) のサポートは終了するが、セキュリティ更新プログラム自体の提供は Java 7 のサポート終了となる 2015年4月まで継続するとの事です。ただし Windows XP はサポート対象のプラットフォームから外れるため、Java 7 のセキュリティ更新を適用した際に Windows XP に固有なトラブルや問題が発生しても、それを修正する義務は負わないとブログでは説明されています。

Windows XP で Java を利用している場合、Oracle から提供が続けられる更新プログラムを適用する事でひとまず Java の脆弱性は回避できますが、それも 2015年 (来年) の 4月までの事なので、それまでには確実にサポートされている新しいバージョン (のオペレーティング システムと Java ) に移行できるよう用意していく必要があります。

2014年4月8日

Windows XP 最後の日

Filed under: Windows Info — hebikuzure @ 10:32 PM


本日、2014年4月8日(米国太平洋時間、日本標準時では4月9日16時) をもって Microsoft による Windows XP のサポートが終了します。

Windows XP、Office 2003 サポート終了の重要なお知らせ

本日 (日本時間だと明日早朝) に提供開始される更新プログラムを最後に、Windows XP に対するセキュリティ修正プログラムは一般提供されなくなります。そのリスクと対処方法については色々な Web サイトでさんざん書かれていますので、それを参照してください。

また Windows XP のサポートが終了する事に伴い、その標準 Web ブラウザーであった Internet Explorer 6 のサポートも終了します。こちらも「腐ったミルク」だのなんだのと散々に言われてきましたが、これでその役割を終える事ができるのでしょう。

その代わりと言っては何ですが、Windows 8.1 に対する大規模なアップデートである Windows 8.1 Update も本日 (日本時間だと明日早朝) に提供開始されます。MSDN サブスクリプションで早期提供されている物をインストールしてみましたが、色々と改善されている点が多く、特に非タッチ環境で利用する場合の操作性・操作効率がより高くなるのは間違いないと思います。

そしてあまり言及されていないようですが、この Update を含まない Windows 8.1 の Windows ストアからの提供は終了するようです。これ以降、Windows 8 を Windows ストアから Windows 8.1 にアップグレードすると、Windows 8.1 Update の状態に最初から更新されるようです。もし何らかの理由で「素」の Windows 8.1 が必要という方は、今から数時間のうちにアップグレードしないとダメかもしれません。

2014年3月12日

Windows XP, Office 2003 サポート終了後の既存の修正プログラムの入手について

Filed under: Windows Info — hebikuzure @ 5:37 PM


Microsoft による Windows XP と Office 2003 のサポートが4月9日(日本時間) で終了する事はマスコミ報道などでも多く流れ、知っている人が増えていることでしょう。それではサポート終了後、どうしても Windows XP や Office 2003 の再インストールが必要になり、修正プログラムやサービスパックを適用したい場合はどうすれば良いのでしょうか。

実は Microsoft では「サポート終了」の後も「オンライン セルフ サポート」については最短1年間継続します。オンライン セルフ サポートというと大げさですが、要するに Microsoft の Web サイトにあるサポート技術情報などの製品情報や、トラブルシューティング ツール (Fix it など) は引き続き利用できますよ、という事です。
「マイクロソフト サポート ライフサイクル」 http://support.microsoft.com/lifecycle/ に「サポートが終了した製品に対してその後、最短 1 年間提供されます。サポート技術情報の高度な検索や FAQ 、トラブルシューティング ツール、その他のリソースを利用して、一般的な問題を解決することができます。」と記載されています。

そして既存の修正プログラムやサービスパックについても、このオンライン セルフ サポートの期間は今まで通り提供される事が Microsoft のWeb サイトで明記されています。
「セキュリティ更新プログラムに関するよく寄せられる質問 (FAQ)」 http://www.microsoft.com/ja-jp/security/pc-security/updates-faq.aspx の「サポート切れになった製品の既存のセキュリティ更新プログラムはいつまでダウンロードできますか?」に「製品のオンラインセルフサポート終了までダウンロード可能です。」との記載があります。ですから修正プログラムやサービスパックのインストールが必要になったら、今まで通り Windows Update やダウンロード センターからのダウンロードが利用できます。

とは言え新規のセキュリティ修正プログラムはもう提供されないので、早期に計画を立ててサポートされているバージョンの Windows / Office に移行する事を強くお勧めします。

2014年3月9日

Windiows XP, Office 2003 のサポート終了まであと1月

Filed under: Windows Info — hebikuzure @ 8:36 PM


以前からアナウンスされていたように、2014年4月9日 (日本時間) で Windows XP と Microsoft Office 2003 のサポートが終了します。

「サポート終了」とはどういう事か、については「Windows XP/Office 2003 サポート終了のお知らせ」のページに解説がありますが、一番影響が大きいのは新規のセキュリティ更新プログラムの提供がなくなることです。今後 Windows や Office で脆弱性 (セキュリティ ホール) が発見されても、Window XP と Office 2003 にはそれを修正する更新プログラムは提供されません (※既存の修正プログラムについては当面 – 最低1年間 – はダウンロードや Windows Update で提供されます)。

Windows XP と Office 2003 を利用している方は、早急に新しい Windows と Office への移行 (またはWindows 以外のプラットフォームへの移行) を検討しましょう。最近では電子メールのやり取りと Web の閲覧、SNS の利用程度であれば、本格的な PC でなくともタブレット端末で十分、という場合もあります。自分の用途に応じた移行計画を考えてください。

ただし Windows OS 以外のタブレット端末に移行する場合、現在の Windows PC で利用/保存しているデータをそのまま利用する事が難しい場合があります。また利用できる場合もデータの移行に一定の知識と技術が必要になる場合もあります。よくわからない場合は販売店や専門のサポート業者に相談した方が良いでしょう。

Microsoft ではこのサポート終了に対応して、色々な情報やサポートを提供しています。これらも積極的に利用してみてください。

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