Hebikuzure's Tech Memo

2013年1月6日

Windows To Go 環境への誤認

Filed under: Windows トラブル — hebikuzure @ 10:37 PM

Windows To Go 機能についての詳細は、TechNet ライブラリの記事を参照してください


Windows 8 を利用している際に、何かのきっかけで通常の内蔵ディスク (ハードディスク、SSD) にインストールされている Windows が、Windows To Go で起動されている環境と誤認される場合があるらしいのです。その場合、以下のようなトラブルが発生します。

  • Windows ストアが利用できない
  • 休止状態が無効になる
  • システムのフルバックアップとシステム修復ディスクの作成ができない
  • Windows のリフレッシュができない

それぞれ「Windows ストアは、Windows To Go ワークスペースでは使用できません。」や「この機能は、ポータブルなワークステーション環境では使用できません。」などのエラーメッセージが表示されますので、Windows To Go 環境と誤認されていることが推測されます。またこの現象については以下のように Microsoft Community や TechNet フォーラムでも何件か質問が出ているのである程度の発生頻度があるようです。

これらの質問への回答の中で「My computer thinks it’s a Windows To Go computer but it’s not…」の Rahul Ramadas さん (Microsoft の人ですね) の回答と説明が詳しいので、それについて簡単に解説したいと思います。

Rahul さんによれば、この現象は一時的に接続した USB メモリ デバイスと内蔵ディスクのディスク ID が重複してしまった場合に、Windows が起動しているデバイス (本来は内蔵ディスク) を Windows To Go で利用するリムーバブル メディアであると誤認して発生するようです。Windows で利用しているディスク ID は以下の手順で確認できます (USB デバイスの場合は接続した状態で実行します)。

  1. コマンドプロンプトを管理者として実行します
  2. diskpart を実行します
  3. list disk コマンドを実行します
  4. 表示されたディスク一覧から、ID を表示したいディスクの番号を確認します
  5. select # (# は上で確認したディスクの番号) コマンドを実行してディスクを選択します
  6. unique disk コマンドを実行すると、ディスク ID が表示されます
  7. exit コマンドを実行し、diskpart を終了します

Windows To Go 環境と誤認されている状態を回復するには、以下のレジストリ値を削除するか、データを 0 に設定します。

キー : HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control
名前 : PortableOperatingSystem

変更後再起動が必要です。

また内蔵ディスクと重複している USB デバイスのディスク ID を削除するには、USB デバイスを接続した上で以下の手順を実行します。ただし USB デバイスの内容が削除されるので、事前に必要に応じてバックアップを取ってください。

  1. コマンドプロンプトを管理者として実行します
  2. diskpart を実行します
  3. list disk コマンドを実行します
  4. 表示されたディスク一覧から、USB デバイスのディスクの番号を確認します
  5. select # (# は上で確認したディスクの番号) コマンドを実行してディスクを選択します
  6. clean コマンドを実行します
  7. exit コマンドを実行し、diskpart を終了します

「6.」の手順で unique disk id=XXXXXXX (XXXXXXX は正しい形式の新しいディスク ID) を実行して新しいディスクID を割り当てることもできるようですが、正しい形式の新しいディスク ID を作成する方法が無いので、基本的には上記のように clean でディスク内容を初期化する方が良さそうです。

現在の内蔵ディスクのディスク ID を調べて、それに +1 するという方法もあるようですが、本当にそれで問題ないのかどうかは不明です。

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