MSKB 312169
How to Remove Entries from the Remote Desktop Connection Computer Box
http://support.microsoft.com/kb/312169/en-us
Windows の便利な機能の一つにリモート デスクトップ接続があるが、多くの Windows の機能と同様にいったん接続したリモート コンピュータ (サーバー) のコンピュータ名は記憶され、次回にリモート デスクトップ接続を起動した際、[コンピューター名] ボックスのドロップダウン リストからコンピュータ名を選択できるようになる。
これはこれでありがたい機能ではあるが、場合によっては一時的に接続しただけのサーバーや、既に存在しなくなったサーバーなど、不要な項目が残っていつまでも表示され、誤選択の原因となる場合もあるだろう。
上記のサポート技術情報では、[コンピューター名] ボックスのドロップダウン リストに表示されるコンピュータ名のリストを削除する方法について解説されている。
この接続履歴は以下のレジストリ キーに保存されている
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Terminal Server Client\Default
このキーに MRU0 から MRU1、MRU2… と順に番号が振られた値が存在し、そのそれぞれに過去に接続したコンピュータ名が記録されている。そのためこのレジストリ値を削除する事で、接続の履歴を削除する事ができる。
なおサポート技術情報の対象 OS は Windows XP Professional と書かれているが、手元で確認したところ Windows 7 でも同様の動作となっており、上記のレジストリ値の削除で [コンピューター名] ボックスのドロップダウン リストを空にすることができた。
ただし Windows XP でも Windows 7 でも最近に接続したコンピュータ名 ([コンピューター名] ボックスに最初に表示されているコンピュータ名) は上記の方法では消えない。この情報はレジストリではなく、Default.rdp ファイルに記録されているためだ。これも削除するには、以下の手順を行う。
- リモート デスクトップ接続を開く
- [コンピュータ名] ボックスに表示されているコンピュータ名を Del キーなどで削除する
- [オプション] をクリックする
- [保存] ボタンをクリックする
- [×] (閉じる) ボタンでリモート デスクトップ接続を閉じる
または Default.rdp ファイル自体を削除してもよい。Default.rdp ファイルは通常ユーザーのドキュメント (XP の場合は マイ ドキュメント) フォルダに作成されている (隠しファイルなので注意)。
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