Hebikuzure's Tech Memo

2009年3月15日

Internet Explorer のフォント設定

Filed under: Internet Explorer — hebikuzure @ 9:25 午前

Internet Explorer では使用するフォントについて次の二つの設定ができる。

    • フォントの種類 : [ツール] – [インターネット オプション] – [全般] タブの [フォント]
    • フォントのサイズ : メニューバーの [表示] またはツール バーの [ページ] – [文字のサイズ]

この二つの設定は、ユーザーごとに保持され、またページの言語ごとに保持される。
設定が記録されるレジストリ キーは以下である。

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Internet Explorer\International\Scripts

このキーの下にに数字の名前のサブキーが作成され、その中に以下の値が作成される。

    • IEFontSize (REG_BINARY) : 文字のサイズ
    • IEFixedFontName (REG_SZ) : テキスト形式フォント
    • IEPropFontName (REG_SZ) : Web ページ フォント

IEFixedFontName と IEPropFontName のデータにはフォント名が入る。

IEFontSize のデータとフォント サイズの対応は以下の通りとなる。

最小 -> 00 00 00 00
小   -> 01 00 00 00
中   -> 02 00 00 00
大   -> 03 00 00 00
最大 -> 04 00 00 00

またページの言語に対応するキー名 (数字) は ScriptID と呼ばれる言語セットを表す番号で、これと実際のエンコード (ページ コード) との対応関係の代表的なものは以下のようになる。

ScriptID  言語セット    エンコード設定
 -------- ------------  ---------------------------
  3       ラテン語基本   西ヨーロッパ言語、中央ヨーロッパ言語、バルト言語、トルコ語、ベトナム語、Unicode (UTF-8)
  5       ギリシャ語     ギリシャ語
  6       キリル言語     キリル言語
  8       ヘブライ語     ヘブライ語
  9       アラビア語     アラビア語
 23       韓国語         韓国語
 24       日本語         日本語
 25       繁体字中国語   繁体字中国語
 26       簡体字中国語   簡体字中国語

ScriptID とページ コードの対応についての詳細は (Mobile Internet Explorer を対象にした資料だが) 以下に詳しい。

Mapping Code Pages to Script IDs
http://msdn.microsoft.com/en-us/library/aa918682.aspx

また Internet Explorer 7 で文字サイズがエンコードによって異なるために生じる問題について、以下のサポート技術情報が公開されている。

MSKB 951154
Internet Explorer 7 で、文字サイズの変更が印刷と印刷プレビューに反映されない
http://support.microsoft.com/kb/951154/ja

MSKB 936140
Windows Vista 上の Internet Explorer 7 で文字サイズの変更が保持されない
http://support.microsoft.com/kb/936140/ja

1件のコメント »

  1. Explorer のフォントはとても悪く見えます。特にわたしのさいとで、醜いです。変化する方法あるでしょうか。
    パサコンやワードプレスが良く分からない外人ですが。簡単に分かるようなことがあれば、さいわいです。

    コメント by ellen — 2011年4月16日 @ 12:19 午後


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