Windows 10 のコンピューターでイベント ログの Application ログを確認すると、以下のような「警告」が多数見つかる場合があります。
ログの名前: Application
ソース: Microsoft-Windows-CertificateServicesClient-AutoEnrollment
日付: 2018/09/04 11:30:27
イベント ID: 64
タスクのカテゴリ: なし
レベル: 警告
キーワード: クラシック
ユーザー: N/A
コンピューター: ********
説明:
拇印 ************************************************ の ローカル システム の証明書の有効期限がまもなく切れるか、既に切れています。
どの警告も拇印が同じなので、特定の証明書の期限切れの警告が繰り返し出ていると考えられますが、思い当たるような証明書のインストールは行っていないのです。
このような警告が出る原因と対処方法について説明します。
警告の正体
この警告はコンピューターにインストール済みの証明書の期限切れの警告ですが、証明書スナップインを使って拇印から該当の証明書を探すと、これは XBL Client IPsec lssuing CA が発行元になっているクライアント証明書であることが分かりました。
この “XBL Client IPsec lssuing CA” とは何かというと、その実態は Windows 10 の Xbox アプリの証明機関と思われます。
実際に動作を確認すると、Xbox アプリを起動して Microsoft のゲーム サーバーと何らかのネットワーク アクティビティを行うと(簡単なのは Xbox アプリを起動して、[設定] – [ネットワーク] でネットワーク ステータスを検査する)証明書が自動的に更新され、有効期間が24時間の新しい証明書に置き換えられました。上のスクリーンショットはその更新後の証明書の表示です。
この証明書は Xbox アプリ以外では利用されていないと考えられますので安全に削除可能ですし、Xbox アプリを利用しているのであれば必要に応じて更新されるので、警告が出ていても安全に蒸してきます。
参考情報
もし警告の対象となっている証明書が XBL Client IPsec lssuing CA 発行のものでなかった場合は、以下を参考に対処しましょう。