Hebikuzure's Tech Memo

2014年9月28日

Android 版の Microsoft Remote Desktop で Microsoft Azure の仮想マシンに接続する

Filed under: Windows Tips — hebikuzure @ 8:23 PM

Microsoft では Android 用のリモート デスクトップ クライアントをリリースしています。

流石にスマートフォンで利用するには画面が小さすぎるのでしょうが、Android タブレットであればそこそこ使えるので、ちょっとだけ何か設定を確認したいとか、PC でのみ送受信しているアカウントのメールチェックをしたいというような時に、LAN 内の PC に接続して利用しています。このように同一の LAN 内の PC に直接 RDP 接続する場合はその PC のホスト名 (ちゃんと名前解決できる場合) か IP アドレスを設定するだけで、Windows に含まれているリモート デスクトップ クライアントと同じようにサーバーに接続できます。

そこで Microsoft Azure 上の仮想マシンにもリモート デスクトップ接続してみたいと思い、設定してみた所うまく利用できましたので、その設定方法をメモ代わりに書き留めておきたいと思います。

  1. まず PC で Azure 管理コンソールで接続したい仮想マシンを起動しておき、[接続] をクリックます。これで仮想マシンに接続するための .rdp ファイルがダウンロードされるので、開かないでどこか分かりやすい所にダウンロードしておきます。
  2. ダウンロードした .rdp ファイルをエディターなどで開くと
    full address:s:hogehoge.cloudapp.net:64050
    のような行があります (hogehoge は仮想マシンのホスト名で、hogehoge.cloudapp.net が FQDN になります)。この情報を控えておきます。
  3. Android デバイスで Microsoft Remote Desktop を起動して、右側の項目から "Remote Desktops" を選択し、右上の「+」印をクリックして新規の接続設定を開始します
  4. 次のような画面が表示されるので、順に設定していきます
    01
  5. "Connection Name" は表示名です。分かりやすい名前を付けておくと良いでしょう。
  6. "PC Name" には接続する仮想マシンのホスト名とポート番号を指定します。
    具体的には、「2.」で確認した接続したい仮想マシンの FQDN とポート番号を「FQDN:ポート番号」の形式で入力します。
    先ほどの例であれば
    hogehoge.cloudapp.net:64050
    となります。
  7. "Gateway" には RD Gateway を指定します。
    Azure 上の仮想マシンに RD Gateway 経由での接続が必要な場合は、入力欄をタップして指定を開始します。
    指定する Gateway の選択が表示されたら、"Add gateway" を選択します。Gateway の設定は後ほど説明します。
    RD Gateway 経由が必要かどうか不明な場合は、指定せず接続できるか試してみましょう。接続できないようであれば、下記の方法で RD Gateway を構成してください。
  8. "CREDENTIALS" には仮想マシンにログオンするための資格情報 (ユーザー名とパスワード) を入力しておきます。
    省略すると、接続時に資格情報を求められます。
  9. "Done" をタップすれば設定は完了です。

RD Gateway の設定は以下のように行います。

  1. "Gateway" で "Add gateway" を選択すると、次のような画面が表示されます。
    02
  2. "Gateway name" は表示名です。分かりやすい名前を付けておくと良いでしょう。
  3. "Server" に RD Gateway の URL を入力します。
    RD Gateway の URL は
    https://(上の手順の「2.」で確認した仮想マシンの FQDN):(ポート番号)になります。
    先ほどの例であれば
    https://hogehoge.cloudapp.net:64050/
    となります。
  4. "CREDENTIALS" には「8.」で指定したのと同じ資格情報を指定しておきます。
  5. "Done" をタップすれば設定は完了です。

作成した接続をタップすれば、リモート デスクトップ接続が開始されます。PC のリモート デスクトップ クライアントでの接続と同様にサーバーの証明書に関する警告が表示される場合がありますが、[Trust Once」(今回だけ信頼) か「Trust Always」(今後常に信頼) を選択すれば、接続が進行します。

Remote Desktop Client の利用方法については以下を参照してください。

※ (2014/9/29 追記) RD Gateway の設定は必須でないことが確認できましたので、その部分を訂正しています。

2014年9月3日

停止していた 8 月の更新プログラムの提供が再開されています

Filed under: Windows Info — hebikuzure @ 3:08 PM

Microsoft が Windows に提供している更新プログラムで、8月に公開された以下の更新プログラムをインストールすると、その後 Windows の起動に失敗する現象が発生するトラブルが起きていました。そのためこれらの更新プログラムは Windows Update からの配信を一時停止されていました。

この問題については、8月28日に MS14-045 が更新され、問題の原因となっていたモジュール (Win32k.sys) が置き換えられました。この新しい Win32k.sys が最新版になるので、これがインストールされていれば他の更新プログラムで Win32k.sys が問題の起きるバージョンに戻ってしまう事はありません。

そのため、残りの 3 つの更新プログラムについても、9月2日 (たぶん米国時間) から Windows Update での配信が再開されています。更新された MS14-045 は以下の技術情報で公開されています。

まずこの新しい MS14-045 (KB2993651) が公開後から Windows Update で配信されています。KB2993651 がインストールされていると、残りの 3 つの更新プログラムも Windows Update で検出され、インストールできます。

なお、新しい MS14-045 (KB2993651) で改善されているのは適用後に起動できなくなる問題で、以下の他の既知の問題は依然として存在しています。特にエンタープライズ環境などで影響を受ける可能性がある所は、十分な検証をして適用の可否を決めてください。

    • 既知の問題 1
      このセキュリティ更新プログラムをインストールした後で、既定のフォント ディレクトリ (%windir%\fonts\) 以外の場所にインストールされたフォントがアクティブなセッションに読み込まれたときに変更できなくなります。これらのフォントを変更、置換、または削除しようとしてもブロックされ、ファイルが使用中であるというメッセージが表示されます。
    • 既知の問題 2
      この更新プログラムをインストールした後で、ウィンドウの z オーダーが変更されます (z オーダーは、SetWindowPos 関数と共に HWND_TOP パラメーターを呼び出します)。そのため、特定のアプリケーションのウィンドウが見えなくなったり、誤って他のウィンドウの背後に表示されたりすることがあります。

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