Hebikuzure's Tech Memo

2013年6月9日

Windows 7 の「スタートアップ修復」を無効にする

Filed under: Windows Tips — hebikuzure @ 8:04 PM


スタートアップ修復の無効化について
http://blogs.technet.com/b/askcorejp/archive/2013/06/07/3577292.aspx


Windows 7 では、Windows の通常起動の失敗が検知されると「Windows エラー回復処理」が表示されます。これは以前のバージョンの Windows で表示されていた「拡張オプション メニュー」と似ていますが、大きな違いは既定のオプションとして「スタートアップ修復」が用意されている点です。

スタートアップ修復では検知された起動エラーに応じてシステムの破損や不整合の自動修復を試行します。これで修復が行われると通常起動に遷移し、正しく起動できるか試されます。一方修復ができない場合は「システムの復元」を行うかどうか、確認メッセージが表示されます。

スタートアップ修復は検知されたエラーを1回につき1つだけ修復します。そのため複数の問題があって通常起動できない場合、スタートアップ修復が繰り返し実行される場合があります。そのため、こうした動作になったら1回の実行で「修復できてない」と判断せず、ある程度の回数「スタートアップ修復」を繰り返した方が良いでしょう。逆にスタートアップ修復で問題が修復できない場合は「システムの復元」に進むので、スタートアップ修復が繰り返されるのはむしろ良い兆候です。

起動エラーを修復する機能として非常に有効なのですが、修復に失敗すると「システムの復元」に進む点が問題になる場合もあります。例えば「システムの復元」を無効にして運用している場合、Windows をインストールした直後の復元ポイントしか存在しておらず、「スタートアップ修復」から「システムの復元」に進んでしまうと、必要なアプリケーションなどがインストールされていない「素」の Windows 環境に戻ってしまうことがあり得ます。

「スタートアップ修復」やそれに続く「システムの復元」は通常の Windows インストールとは別にインストール済みとなっている「Windows 回復環境 (Windows RE)」から実行されます。そのため Windows で「システムの復元」を無効にしている場合でも、Windows 回復環境では「システムの復元」が実行可能です。

こうした事態を避けるため、「スタートアップ修復」自体を無効にしたい場合があるでしょう。上記で紹介した TechNet ブログ記事「スタートアップ修復の無効化について」ではこの方法を解説しています。具体的な手順は記事を参照してください。

Windows のブートマネージャーではそれぞれの起動エントリにいくつかの設定が書き込まれていますが、「スタートアップ修復」を実行するかどうかは “recoveryenabled” 属性で設定されます。この属性が “yes” の場合「スタートアップ修復」は有効、”no” の場合は無効になります。また「スタートアップ修復」の実行内容は “recoverysequence” で指定されています。

bcdedit

管理者コマンド プロンプトの bcdedit コマンドでこれらの属性を編集することで、「スタートアップ修復」を無効にできるのです。

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2013年6月1日

Blog 紹介: AsiaTech: Microsoft APGC Internet Developer Support Team

Filed under: Internet Explorer — hebikuzure @ 8:19 PM

Case Study: Desktop IE works but Modern UI IE fails to connect to the Internet on Windows 8
http://blogs.msdn.com/b/asiatech/archive/2013/05/28/case-study-desktop-ie-works-but-modern-ui-ie-fails-to-connect-to-the-internet-on-windows-8.aspx


このブログで紹介したことがある IE BlogIEInternals のように、Microsoft では様々なチームや開発者がブログを公開しています。今日はその中から IE のトラブルシュートについての記事を紹介します。

以下の文章は AsiaTech: Microsoft APGC Internet Developer Support Team の 5/28 の記事 Case Study: Desktop IE works but Modern UI IE fails to connect to the Internet on Windows 8 を hebikuzure が私的に試訳したものです。翻訳については Microsoft Corporation および日本マイクロソフト株式会社とは無関係に hebikuzure が公開情報に基づき独自に行ったものであり、この文書の内容についての文責は公開者である hebikuzure にあります。翻訳の内容および技術的内容については正確を期すよう十分な注意を払っておりますが、誤りや不正確な部分が含まれている可能性がありますので、本文書を利用される際には原文も併せてご確認ください。


ケーススタディ: Windows 8でデスクトップ IE では問題ないのにモダン UI のIE ではインターネット接続に失敗する

問題

あるユーザーが Windows 8 を実行している同じ PC で、デスクトップの IE では接続できるのにモダン UI の IE ではインターネットに接続できないと報告してきました。

モダン UI の IE を起動することはできます。2つの iexplorer.exe のプロセス (フレーム プロセスとタブ プロセス) もタスク マネージャーに表示されています。しかしアドレス バーに URL を入力して Enter を押しても、何も起こりません。

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トラブルシューティング

まずNetwork Monitor でトレースを採取し、HTTP リクエストが送信されていないことを確認しました。デバッグについて計画する前に、Process Monitor ログを採取することにしました。

ログから、iexplore.exe がレジストリ キー HKLM\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\SideBySide のオープンに "Access Denied" で失敗していることに気づきました。

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そこで SideBySide レジストリ キーのアクセス許可をチェックし、それを他のコンピューターのものと比較しました。正常なコンピューターでは "ALL APPLICATION PACKAGES" に HKLM\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion (SideBySide キーのアクセス許可は親フォルダーから継承しています) の読み取り権限がありました。しかし問題のコンピューターではこのアクセス権が欠落していました。

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このアクセス権を復元すると、問題は解消しました。

根本原因はユーザーのグループ ポリシーがこのアクセス権を削除していることでした。

結論

  1. モダン UI の IE (や、その他の Windows アプリ) は、Windows アプリは、非 Windows 8 アプリが既定では標準のユーザー権利で実行されるのに比べて、非常に限定されたユーザー権利で実行されます。Windows アプリは、("ALL APPLICATION PACKAGES" によって) 明示的にアクセスを許可されたリソース (ファイル、フォルダー、レジストリ キーなど) だけにアクセスできます。
    http://technet.microsoft.com/en-us/library/hh832040.aspx
    http://support.microsoft.com/kb/2798317
  2. Process Monitor は IE の問題のトラブルシュートに非常に有用です。些細なエラー ("Access Denied" のような) にも注意を払いましょう。

よろしくお願いします。

XinJin、APGC DSI チームより

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