Hebikuzure's Tech Memo

2009年9月6日

Internet Explorer 8 の互換表示リストの更新

Filed under: Internet Explorer — hebikuzure @ 12:30 PM

Update on the Compatibility View List in Internet Explorer 8
http://blogs.msdn.com/ie/archive/2009/07/21/update-on-the-compatibility-view-list-in-internet-explorer-8.aspx


またまた月遅れになっていますが、IE Blog の試訳です。遅れている分は今度の連休で消化しないと….

以下の文章は IE Blog の 7/21記事 Update on the Compatibility View List in Internet Explorer 8 を hebikuzure が私的に試訳したものです。翻訳については Microsoft Corporation およびマイクロソフト株式会社とは無関係に hebikuzure が公開情報に基づき独自に行ったものであり、この文書の内容についての文責は公開者である hebikuzure にあります。翻訳の内容および技術的内容については正確を期すよう十分な注意を払っておりますが、誤りや不正確な部分が含まれている可能性がありますので、本文書を利用される際には原文も併せてご確認ください。


Internet Explorer 8 の互換表示リストの更新

Microsoft の提供する互換表示リストについて IE Blog でいくつか記事を掲載して、この機能はなぜ、何を、どのように機能するのか説明してきました。この機会に、コミュニティーの皆さんへ Internet Explorer 8 が今年の 3 月にリリースされて以降の経緯について詳しく説明し、このリストについて計画している将来のアクションについても少し語っておきたいと思います。

今までの出来事

まずこの機能の簡単なまとめから始めましょう… 既定では Internet Explorer 8 は Web コンテンツを最新の、もっとも標準に準拠したモードを使って表示します。問題は、現在の Web ページの一部はより古く、相互運用性の乏しかった Internet Explorer の動作を予期している事で、以前にリリースされたブラウザーのためのコードをこの最新のバージョンの Internet Explorer で扱わなければならない事です。その結果、Web ページは少しだけ並びが悪く見える程度から全く機能しない程度まで、さまざまな度合いでうまく動作しません。ベータ テストの期間中、互換表示ボタンを登場させました。これによりある程度詳しいエンド ユーザーは、上記のような互換性の問題に遭遇してもそれを解決できるようになりました。私たちがサイトへの働きかけを多く行っているにもかかわらず、テレメトリーのデータでは依然としてユーザーが普段のブラウジングで互換表示を使わなければならない事が見て取れます。特に懸念されるのは、良く利用される重要なサイト (銀行や政府機関など) で、ユーザーが Internet Explorer 8 で “正しく機能する” と十分に期待できるサイトでボタンが使われている事でした。ユーザーに可能な限り最良のエクスペリエンスを提供するため、互換表示ボタンが押された事についてのテレメトリー データを、それ以外からのフィードバック – カスタマーが指摘したバグ、“Web ページの問題を報告” のデータ、私たち自身による互換性テストなど – と一緒に取りまとめ、互換表示で最も適切に表示されるサイトのリストを作る事にしました。

このリストは既定では有効ではありません – ユーザーはこの機能 (互換表示リスト、または他の資料では互換リストとして知られています) を初回起動時のエクスペリエンスか、後で ツール -> 互換表示設定で ‘マイクロソフトからの更新された Web サイト一覧を含める’ を選択して、有効にする必要があります。機能を有効にしたユーザーに対して、Internet Explorer 8 はリストにあるサイトを既定の “最良の標準モード” ではなく互換表示で表示します。言い換えると、はじめて訪れた Web サイトで互換性の問題が生じる事で既定とは異なる流儀で表示する方が良い特定のサイトを確認するという手間を省き、リストに載っているサイトではユーザーが互換表示ボタンを押したかのように動作します。現在 Internet Explorer で利用可能なリストは、ブラウザーのアドレス バーに ‘res://iecompat.dll/iecompatdata.xml’ と入力する事で表示できます。

Internet Explorer 8 のリリース後の互換表示リストの更新

最初に表明した更新の頻度は 2 か月に 1 回でしたが、実際にはもっと活発なペースになっており、更新リストはほぼ毎月提供されています。Internet Explorer 8 のリリース直後に速いテンポになったのにはもっともな理由があります –

  • エンド ユーザーや管理者からのフィードバックに対して特別にレスポンスするため。互換表示リストはまだ比較的新しく、リストの編集のリクエストにはできる限り敏感に反応したいと思っています。
  • Windows 7 の製品候補版に対応するため。Internet Explorer チームは Windows 7 製品候補版に適合するよう互換表示リストの更新を 5 月に公開しました。以前のバージョンの互換表示リストは Windows XP と Windows Vista (およびそれに対応するサーバー バージョン) でのみ利用可能でした。

この後は、本来のペースに戻るでしょう。マイクロソフト ダウンロード センターから入手できるスプレッドシートは、このリストが作成されてから加えられた変更についての透明性を提供しています。スプレッドシートには、リストに含まれているサイトに対して互換表示リスト有効/無効のそれぞれで互換性テストを行うステップ バイ ステップの説明と、リストから削除するための方法も記されています。

今後の互換表示リストの更新でのサイト削除方法の変更

リスト公開の当初から、サイトを削除する基準はサイト所有者からの要求でした (その方法についての資料はここにあります) 。今後、基本的なユーザー エクスペリエンス テストを用いた、互換表示リストからサイトが削除される第二の方法を追加します。

最近の数か月、Internet Explorer チームは互換表示リストに載っている全てのサイトに対して基本的なユーザー エクスペリエンス テストを行ってきました。テストの方法は分かりやすい物です: テストの一巡りごとにテスターはサイトのホーム ページから開始して、その Web サイトの主要なユーザー エクスペリエンスを確認できるページを一通り試していきます。例えばビデオ共有サイトでの主要なシナリオにはビデオの再生、ビデオの評価、ビデオへのコメント、ビデオへのリンクの友人との共有などが含まれますから、テスターはこうしたオプションのすべてを行うためサイト内をブラウズして回ります。訪問したページのそれぞれで、テスターは Internet Explorer 8 の二つのモード (Internet Explorer 8 の標準モードと互換表示モード) や他のブラウザーとの間で比較して表示や機能に問題が無いかチェックします。この比較は、対象となるサイトやページにとても親しみがあるという訳でないユーザーにとっては明確でない、どのように見えるのが正しい動作であり正しくない動作であるのかを判断するのに役立ちます。評価システムにより問題の種類と深刻度を追跡し、‘何の問題もない’ から ‘シナリオは機能しない’ までに区分けします。それに続くテストの手順では、過去に互換性の問題があると判定されたページを再訪し新しいページで問題が増大していないか確認します。

互換性について判断するためどのくらいのテストをすれば良いのかというのは難しい質問です。互換性の問題があると分かるのはある意味単純ですが、問題が存在しないと判断するのは明らかにそうではありません。言い換えると、テスターが互換性の問題を見つけたら、そのサイトには問題があると判断できます。しかしテスターが互換性の問題を見つけなかった場合、それは問題が存在しない事を意味しているのか、それともテスターが問題を生じるようなページを訪問しなかっただけなのでしょうか。何度もテストしたサイトの互換性 “スコア” を一覧にし、その後のテスト手順で別のページのセットについて検討する事により、Internet Explorer 8 のユーザーが互換表示リストと無関係に受ける互換性のエクスペリエンスのタイプを計測する能力に自信を持つようになりました。

まとめ

次回の互換表示リストの更新で追跡記録のスプレッドシートに新しい記載があるのを目にされるでしょう。“Removed per Microsoft testing” (マイクロソフトのテストにより削除) – これは私たちのテスト手順で一定期間互換性の問題が発見されなかったのでサイトを互換性リストから削除した事を示しています。私たちは既に 示しているように、互換表示リストは一時的な解決策であるとみなしており、今回の追加のサイト削除基準の新設はその役割終了を達成するのに役立ちます。また同時にユーザーが優れた互換性エクスペリエンスを得続ける事も確かにするでしょう。

Scott Dickens
プログラム マネージャー

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