Hebikuzure's Tech Memo

2009年1月25日

Excel 2007 でネットワーク上の XLS 形式のブックを開いて別名で保存すると、元のブックの更新日時が変更される

Filed under: Microsoft Office — hebikuzure @ 1:30 PM

MSKB 948355
The modified date of the original .xls file is not reset to the original modified date and time when you save an .xls file with a different name in Excel 2007
http://support.microsoft.com/kb/948355/en-us


ファイルを開いて編集し、別名で保存する作業はよく行う事だが、この時最初に開いた元のファイルは何も変更していないのだから、タイム スタンプも変更されない事が期待される動作だろう。
ところが Excel 2007 でネットワーク共有上に保存されている Excel 97-2003 形式のブック (.xls ファイル) を開き、別名で保存すると元のファイルのタイム スタンプ (更新日時) がファイルを開いた時刻に更新されてしまう。ファイルの更新状況やバージョン、バックアップの必要性を更新日時で管理しているような場合、意図しない結果となる可能性があるので要注意だ。
この現象は Excel 2007 でネットワーク上の .xls ファイルを開いた場合にのみ発生し、Excel 2007 でもローカルのファイルを開いた場合や、.xslx ファイル (Excel 2007 形式) を開いた場合には発生しない。

元々 Excel 97-2003 形式のファイルを Excel で開くと、そのタイミングで開いたユーザーの名前をブックのヘッダー部分に書き込む処理をする。その時に一時的に更新日時も変更されるのだが、ファイルを保存せず閉じる場合には、開くときにキャッシュしておいた元々の更新日時を復元する処理が行われ、結果として更新日時は変更されない。
この動作については以下の技術情報で公開されている。

MSKB 826741
Excel changes Modified date and time when you open the workbook
http://support.microsoft.com/kb/826741/en-us

ところが Excel 2007 でネットワーク上の .xls ファイルを開く場合、この最後の更新日時の復元処理が行われず、更新日時が変更されたままになってしまうため、現象が発生する。

残念ながらこの動作を期待通りのものに変更する有効な回避策はない。そのためユーザー側が運用回避する必要がある。
回避策としては、以下のような方法が考えられる。

  • 元のファイルを先にコピーして新しいファイルを作り、それを編集する
  • Excel 2007 形式ファイルを使用する
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2009年1月24日

Windows 7 のキーボード ショートカット

Filed under: Windows Info — hebikuzure @ 10:57 AM

Shortcut Keys in Windows Seven 7
http://blogs.msdn.com/robmar/archive/2009/01/15/shortcut-keys-in-windows-seven-7.aspx


Windows 7 にはタスク バーやウィンドウ操作に新機能が搭載されているが、それらを使用するためのキーボード ショートカットも用意されている。
以下はその一覧。

    Windows キー + ← (左矢印)

    現在のウィンドウを画面の左端に寄せる (*1)

    Windows キー + → (右矢印)

    現在のウィンドウを画面の右端に寄せる (*2)

    Windows キー + SHIFT + ← (左矢印)

    現在のウィンドウを右側のモニタに移動

    Windows キー + SHIFT + → (右矢印)

    現在のウィンドウを左側のモニタに移動

    Windows キー + ↑ (上矢印)

    現在のウィンドウを最大化

    Windows キー + ↓ (下矢印)

    現在のウィンドウを最小化 (ウィンドウが最大化されている場合は元のサイズに戻す)

    Windows キー + Home

    アクティブでないウィンドウを最小化 (*3)

    Windows キー + 数字

    タスクバーに登録したプログラムを起動 (*4)

    Windows キー and Space

    Aero Peek (表示されているウィンドウの一時的透明化)

    Windows キー and P

    プロジェクター モードを開始し、外部ディスプレイの設定を変更

    Windows キー + T

    タスク バーに移動し、左右矢印キーで開いているウィンドウを選択

    CTRL + 左ボタン クリック

    タスク バーの項目で、開いているウィンドウを切り替える

    Shift + 左ボタン クリック

    タスク バーの項目で、別のインスタンスでプログラムを起動する

*1 実際には [左端] → [右端] → [元の位置] の順に移動する
*2 実際には [右端] → [左端] → [元の位置] の順に移動する
*3 トグル動作で、もう一度操作すると最小化されたウィンドウは元に戻る
*4 テンキーでは動作しない

Windows Vista のキーボード ショートカットは以下に掲載されている。これらは(基本的には) Windows 7 でも有効だ。

Windows Vista Shortcut Keys
http://blogs.msdn.com/robmar/archive/2008/10/01/windows-vista-shortcut-keys.aspx
Windows Help and How-to
http://windowshelp.microsoft.com/Windows/en-us/Help/2503b91d-d780-4c80-8f08-2f48878dc5661033.mspx

2009年1月18日

NCQ が有効な SATA ディスクのパフォーマンスが低い

Filed under: Windows トラブル — hebikuzure @ 12:31 PM

MSKB 960735
When you access a SATA device that supports the Native Command Queuing (NCQ) feature in Windows Vista or in Windows Server 2008, you may experience poor performance
http://support.microsoft.com/kb/960735/en-us


最新の SATA ドライブでは NCQ 機能が有効になっている場合がある。NCQ はそもそもディスクのパフォーマンスを向上するための機能なのだが、Windows Vista や Windows Server 2008 でこうしたドライブにアクセスするとかえって低いパフォーマンスしか得られない場合がある。これは Windows に元々含まれている AHCI ドライバのバグによるもので、queue depth が正しく設定されないために発生する。
この現象は最近よく使われている SSD で顕著に発生する模様だ。

サポート技術情報 960735 で公開されているようにこの不具合を修正したプログラムが公開されているので、それを適用すれば現象は回避できる。SSD を使ったのにパフォーマンスが出ない場合、まず Inbox の AHCI ドライバが使われていないか確認し、使われているようならこの修正プログラムを試してみると良いだろう。修正プログラムは技術情報のページの上部、"View and request hotfix downloads" (日本語版ページだと "この技術情報に対応する修正プログラムのダウンロードのリスト") からリクエストするか、サポート窓口に問い合わせて請求する。

修正プログラムをインストールするには、Windows Vista の場合 SP1 が適用済みである必要があるので要注意。また修正を有効にするのにレジストリの設定は必要ないが、再起動は必要だ。

Windows に元々含まれている InBox のドライバではなくインテルなどのチップセット ベンダーの AHCI ドライバが使われている場合は、この不具合の影響を受けないと考えられる。どのドライバがインストールされているかはデバイス マネージャで確認できる。

2009年1月17日

修正プログラムの新規公開情報

Filed under: Windows Info — hebikuzure @ 2:45 PM

The Hot Blog
http://blogs.technet.com/hot/


Microsoft 製品もソフトウェアとしての通例に違わず、多くのバグが含まれた状態でリリースされる。バグがソフトウェアの宿命であるなら、それを修正するのもまたソフトウェア ベンダーの宿命である。そのため Microsoft からはほとんど毎日のように新規の修正プログラムが公開されている。
こうした修正プログラムはリリースと同時にサポート技術情報が作成され、修正された不具合の内容や置き換えられるファイルの情報、修正ブログラムの入手方法などが記載される。

そのため修正プログラムの公開情報を入手する方法としてサポート技術情報の更新を watch する事が考えられるが、そのための方法がなかなか難しい。
サポート技術情報の更新情報は製品別に RSS フィードが公開されているので、その RSS を購読しておく事が考えられる。

新着サポート技術情報 : 製品別ソリューション (RSS)
http://technet.microsoft.com/ja-jp/bb967667.aspx

RSS フィード – 製品一覧
http://support.microsoft.com/selectindex/?target=rss

ただし RSS は製品別に発行されているので、情報が必要な精根すべての RSS を購読する必要があり、その点が面倒だ。
そこで便利なのが Microsoft のコンテンツ管理チームが公開している以下のブログである。

The Hot Blog
http://blogs.technet.com/hot/

このブログでは新規に公開された修正プログラムに関するサポート技術情報の通知が、おおむね週ごと・製品ごとにまとめられて投稿されている。そのためこのブログをチェックすれば、新規の修正プログラムの公開情報が確認できる。ただしこのブログに記載されるのは技術情報のタイトルだけなので、具体的な不具合と修正の内容についてはそれぞれの技術情報を見る必要があるが、ブログ中にはそれぞれの技術情報へのリンクも含まれているのでそれもそう面倒ではないだろう。

2009年1月10日

Windows 7 Beta Build 7000

Filed under: Windows Info — hebikuzure @ 1:19 PM

http://www.microsoft.com/japan/windows/windows-7/default.mspx


公開された Windows 7 Beta を早速インストールしてみた。
インストールしたのは用途が無くてしばらく使っていなかった3年ほど前のコンピュータで、HP dx5150 SFF というモデル。
AMD Athlon 64 3500+ (2.2Ghz のシングル プロセッサ) に ATI RADEON XPRESS 200 内蔵グラフィックというお世辞にも「速い」とは言えない、メモリが 2G なのが救いというマシンだが、x86 版をインストールしてみて (Vista の時のように) Windows 自体のユーザー インターフェイスが遅くてもっさりしている事はない。それに追加のインストールを何もしなくても全部のデバイスが正常に認識されたのもありがたい。
(追記 : インストール履歴を確認したところ、RADEON XPRESS と Realtek AC97 Audio は InBox ではなく、インストール時の自動更新でドライバがインストールされている)

さすがにエクスペリエンス インデックスは高いとは言えない。

Windows 自体のユーザーインターフェイスでは、タスク バーの機能が今までと異なっている点が一番大きいのかと思う。実際に起動しているアプリケーションとそうでないアプリケーションを今までほどには区別しない、という考え方は好みが分かれるかもしれないが、しばらく使ってみて悪くはないアイデアだとと思う。

少なくともこのハードウェアでは Windows 付属のアプリケーション、特に Internet Explorer8 をしばらく使ってみてクラッシュしたり固まったりする事もないので、ある程度安定した動作が期待できそうだ。この後は x64版をインストールしてみるつもり。

2009年1月7日

IE8 Blocker Toolkit

Filed under: Windows ツール — hebikuzure @ 1:58 PM

Toolkit to Disable Automatic Delivery of Internet Explorer 8
http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?FamilyID=21687628-5806-4ba6-9e4e-8e224ec6dd8c&displaylang=en


IE Blog によると、Internet Explorer8 も Internet Explorer 7 と同様に Automatic Update (AU)、Windows Update (WU)、Microsoft Update (MU)で配布される予定との事である。そのためにこうしたシステムでのインストールをブロックする IE8 Blocker Toolkitがリリースされた。内容は IE7 用と同様ブロック レジストリを設定するスクリプトとそれをグループ ポリシーで配布するためのテンプレート ファイル。管理しているクライアントに IE8 を適用させたくない場合は、このツールキットの使用を早めに検討しておくとよいだろう。

ちなみに手動でブロック レジストリを設定する場合は以下の値を構成する。

キー : HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Internet Explorer\Setup\8.0
名前 : DoNotAllowIE80
種類 : DWORD
データ : 1

2009年1月5日

2009年にサポートが終了する Microsoft 製品

Filed under: Windows Info — hebikuzure @ 1:35 PM

マイクロソフト サポート ライフサイクル
http://support.microsoft.com/gp/lifecycle


年の始めなので今年サポートが終了する Microsoft 製品を確認してみた。
MS製品のサポート期間は以下のページで検索して調べることができる。

マイクロソフト プロダクト サポート ライフサイクル検索
http://support.microsoft.com/lifecycle/search/

今年メインストリーム サポートが終了する製品の中でも影響が大きそうなのが Windows XP。2009/04/14 で終了となる。後継の Windows Vista の評判がいま一つでまだまだ新規需要も少なくない Windows XP だが、サポート ライフサイクルではもう間もなく延長サポート フェーズに入ってしまう。ちなみに今年中に Windows 7 がリリースされれば、Windows Vista のメインストリーム フェーズも 2012/04/10 までで確定する事になる。
同様に影響があるのが Office 2003で、こちらも 2009/04/14 で終了。また Exchange Server 2003 も同日で終了。
その他のメインストリーム サポートが終了する製品一覧は以下ページで確認できる。

12か月以内にメインストリーム サポートが終了する製品
http://support.microsoft.com/lifecycle/search/default.aspx?sort=PN&alpha=&Filter=FilterMS&msdate=12

延長サポートが終了する製品では Office 2000 が 2009/07/14 で終了。開発製品でも Visual Studio .NET 2002 が同じく 2009/07/14 で終了となる。

12か月以内に延長サポートが終了する製品
http://support.microsoft.com/lifecycle/search/default.aspx?sort=PN&alpha=&Filter=FilterES&esdate=12

メインストリーム サポートが終了すると、無償サポートが付属している製品でも無償サポートは終了して有償サポートのみとなり、新規のバグ修正は行われなくなる (セキュリティ修正は提供される)。また有償サポートに問い合わせた場合、製品の不具合が原因の問題でも料金がかかる (メインストリーム フェーズの間は料金が請求されない)。

延長サポートが終了すると、有償サポートも終了し、セキュリティ修正も提供されなくなる。よほど特殊な環境でなければ使用の終了と後継バージョンへの移行を検討すべきだろう。

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