Hebikuzure's Tech Memo

2008年1月19日

Windows XP Service Pack 2 のコンピュータにセキュリティ更新プログラム MS07-061 をインストールすると、Internet Explorer をデスクトップ アイテムとして表示するためのチェックボックスがなくなる

Filed under: Internet Explorer — hebikuzure @ 10:25 AM

MSKB 945402
デスクトップに Internet Explorer のアイコンが存在しない
http://support.microsoft.com/kb/945402/ja


2007年11月に公開されたWindowsのセキュリティ修正プログラム「Windows URI 処理の脆弱性により、リモートでコードが実行される (943460)」をインストールすると、次のような問題が発生する場合がある。

  • [画面のプロパティ] コントロール パネルの [デスクトップ] タブ – [デスクトップのカスタマイズ] で、Internet Explorer のデスクトップ アイコンの表示の有無を設定する項目 (チェックボックス) が表示されなくなる

このため、デスクトップから Internet Explorer アイコンを削除すると復元できなくなってしまう。

これは 943460 の修正プログラムに含まれているファイル Shell32.dll の QFE バージョンに仕様の変更が含まれているためである。
ちなみにこの仕様の変更は Windows Vista にも含まれているため、Vista では既定で Internet Explorer のデスクトップ アイコンが無効になっており、ユーザー インターフェイス上から有効にできない。

通常修正プログラムの QFE バージョンのファイルが自動的にインストールされる事は無いが、以前に Hotfix (Microsoft から配布されている、特定の問題を修正するための更新プログラム) をインストールしていると、セキュリティ修正プログラムによって Hotfix の機能が失われないよう、Hotfix での修正内容を含んだ QFE バージョンのファイルがインストールされる動作になっている。

QFE バージョンと GDR バージョン (Hotfix を含まない通常のファイル) については、以下の KB に解説がある
KSKB 824994 Windows XP Service Pack 2 および Windows Server 2003 ソフトウェア更新プログラム パッケージの内容に関する説明
http://support.microsoft.com/kb/824994/

理由があって意図的に Hotfix をインストールしている場合以外に、一部のメーカー製コンピュータでは諸般の事情により (主にそのコンピュータのハードウェアやプリインストールのソフトウェアが通常の Windows では正常に動作せず、Hotfix をインストールしないと問題が生じるため) プリインストールされた Windows に最初から Hotfix も含まれている場合がある。
こうしたコンピュータの場合も 943460 の修正プログラムをインストールすると [デスクトップのカスタマイズ]  から Internet Explorer のデスクトップ アイコンの表示の有無を設定する項目 (チェックボックス) が表示されなくなる現象が発生する。

[デスクトップのカスタマイズ]  から Internet Explorer のデスクトップ アイコンの表示の有無を設定する項目 (チェックボックス) が無くなってしまった場合、表題のサポート技術情報に記載されているレジストリ値で、アイコンの有無を設定できる。
なおこのレジストリ値は Windows Vista でも有効なので、Vista で「本物」の Internet Explorer のデスクトップ アイコンを表示する場合にも利用できる。

– 手順 –
技術情報 945402 に従って、以下のレジストリ値を構成する。(存在しない場合は作成する)
キー :
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\HideDesktopIcons\NewStartPanel
名前 : {871C5380-42A0-1069-A2EA-08002B30309D}
種類 : DWORD
データ : 1 or 0
0 : 表示する
1 : 表示しない

なおクラシック スタートメニューにしている場合は以下のレジストリ キーの下にも同じ値を構成する。
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\HideDesktopIcons\ClassicStartMenu

– 追記 – (2009/3/29)
技術情報 945402は順次更新されおり、最新の内容では以下が追加されている。

  • 解決方法として「Fix it」が導入された
    「Fix it」とはダウンロードできる小さなプログラム (msi) を実行する事で、問題を解決するためのレジストリなどの設定変更が自動的に行われる仕組みだ。
  • Windows 7 ではレジストリの変更によっても IE を特殊なデスクトップ アイコンとして表示できなくなった事が示された
    ついでに、そもそも IE を特殊なデスクトップ アイコンから削除したのはコンプライアンス上の問題であった事が示された
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